5月10日夜 大人計画「ドブの輝き」
速報で出せるように追いつこうとがんばっているんですが、ここのところ休みが多いせいで観に行く本数もやたら多く、全く追いつけません。観に行ったそのときの熱い想いを忘れちゃうなあ。。。
と言いながらもこれは絶対忘れない!大好きな大人計画の本公演、ようやくの思いで取れたチケットは初日。今回は主宰の松尾スズキさんと宮藤官九郎さんの作演出の2本立て(+井口昇の映像作品)。残念ながら松尾さんが降板になってしまいましたが、楽しめることは間違いないはず。映像監督の井口さんや劇団員の少路勇介さんが来てました。
ちょっとネタばれになっちゃうかも。まずは宮藤作品からはじまりました。「涙事件」とのタイトルどおり、舞台設定は法廷。殺人事件の容疑者である村杉蝉之介を阿部サダヲ扮する検察官が攻め込み、池津祥子・近藤公園の弁護士コンビが弁護し、裁判官の荒川良々が仕切っていく形。事件の顛末を再現しながら裁判は進んでいきます。そこかしこにいつもどおりの小ネタやギャグが満載。宍戸さんの登場場面などは舞台が暗いときから「あそこ何かやってる」と注意して観ていたのにわからず、とても笑えました。このがんばって観ていたのにさらに上をいかれてしまう感じが、悔しがりつつもリピーターになってしまう原因なんでしょうね。
間に井口さんのショートフィルムが入ります。宮藤さんや伊勢さんの顔、顔芸だけなのになんであんなに笑えるんだろう?ここには松尾さんも登場しますが、コメントで「疲れやすい」なんて出てくると切なくなりました。
最後に松尾さん作演出の「アイドルを探せ」。アイドルのマネージャー役の宮崎吐夢さんが富士の樹海に自殺に来るところからはじまる、猫背椿さん演じるネットのブログアイドルをめぐる、ファンやマネージャー、裏を操るやくざたちの物語でした。途中・後半に去年の大人フェスのママさん合唱団で松尾さんが作った曲が出てきて、あまりの名曲っぷりに笑いました。
2本のキーワードになっているのは「鯉」なんでしょうかね?
ちなみに会場特典を手に入れるために、劇場で大人フェスのDVDを買ったのですが、特典はフェスのときの大人計画メンバーの生写真でした。誰に当たるかはお楽しみ、、、って私はなんと細川徹。。。。。うーん。
ちょっと消化不良に感じたのは、阿部サダヲさんの活躍が微妙に控えめだったこと。本公演だからか、2本立てだったからなのか、なんか出番均等感を感じました。やっぱり看板俳優にはもっと派手にはじけてもらわないと、少し盛り上がりに欠けるというか。
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