5月14日夜 ヨーロッパ企画「冬のユリゲラー」
バックトゥーザ2000シリーズの2作目です。雪組公演です。
クリスマスイブの日に喫茶店「カフェ・ド・念力」に集まった超能力者たち。一人入ってきた部外者をうっかり仲間と勘違いして自分たちの能力を見せてしまったことで、トラブル発生。エスパーだなんて絶対外部にバレちゃいけないのに。部外者にバラされないように画策しつつも最終的にはみんなの人のよさがにじみ出てくるお話。
吉本新喜劇ちっくな関西ノリに、私としてはちょっとついていけない感じはしてたんだけど会場全体としてはバカうけ。うーん。ツボに入るといいんだろうなあ。シチュエーションコメディーはわりと好きなので、設定としてはいいんだけど流れができすぎている感があり、ちょこちょこ笑えるんだけど、にやりとする程度になってしまったのかな。
せっかくのエスパーという特異な設定のはずなのに、みんなが同じ目的に動くことでなんだかキャラが薄まってしまったというか。たとえば喫茶店のマスターなんかは、エスパーとは多少立場が違うのだから、別のリアクションをとるとか、何かアクセントが欲しい気がします。
登場人物たちがほとんどハケずに舞台上でがんばっているのは、とっても大変なことだろうとは思います。でも逆にイリハケすることでちょっと動きを見せてもいいんじゃないでしょうか。同じ場所で何人もの人がちまちま動いている印象でした。
面白いのに何か今ひとつ足りない感。もどかしいけど私もうまく伝えられません。若いころの作品の再演だからなのか、再演なだけに練りすぎたのか。3本目の星組も観に行くので、またその時に。
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