5月1日昼 クロムモリブデン「マトリョーシカ地獄」
初めて観る劇団ながら、なぜかひどく期待値大!でした。
他の劇団へ客演してる役者さんを観てはいましたが、誰が誰と意識していたわけでもないのに。
最終日にようやく観に行くことができて本当によかったと思いました。っていうか最終日でなければもう一回足を運んでいたかも。
お話は万引きを見咎められた女性と、見つけた店員の場面からはじまりました。お互いにどう対応しようか考えているうちに、それぞれの中に存在していた別の人格が現れることに。男女それぞれの中のいくつかの人格を別々の俳優が演じ、そこにちょっと抜け気味の警官が混ざってお話は展開されました。
サンモールスタジオというそんなに広いわけでもない舞台いっぱいに等間隔で台が置かれ、どんな風に使われるのかと不思議に思っていたら、そのまま素直に椅子にしたり、自転車や車のハンドルを立てかけたり、立ち上がって興奮を表したり、台から台へそっと移ることでこっそり感を表現したり、想像以上にあの手この手でうまいこと使っていました。
物語のテンションと役者さんのテンションがとてもうまいことマッチしていて、しかも役者さんのテンションも高いレベルで一致していたので、こっちも取り残されることなくついていけました。
もうほんと、楽しかった。ほめたい。ほめたい。ほめたい。
たとえ客席にゲラが多くてうるさくとも。
大阪公演、がんばってください。ぜひ観に行ってください。
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