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6月20日昼 ユニークポイント公演「もう花はいらない」

アトリエセンティオってすごくわかりにくいって書いてあったけど、ホントすごい場所ですね。北池袋って駅自体がどこの田舎に来ちゃったかみたいなとてもあの池袋から一駅とは思えない落ち着いた静かな町。劇場入り口が近寄ってもどこだかわからず、しかも線路っぱたで驚きでした。

靴脱いで入って、意外と素敵な空間なのにまたびっくり。席は手前の2面に設定されていて全部で17席。少なっ!前の人がみんな右手に入ったので、私は左手に。四角い空間に特に物も置いてないので死角はなかろうと。これがあとで判明するに大失敗。せっかく早く行ったのに損した。

開演前にコーヒー紅茶のサービスあり。ホットのみだったので冬だったらもっとありがたかったかもね。

谷崎潤一郎の「痴人の愛」をモチーフにした1時間。昔読んですごくドキドキした記憶があります。ストーリーはあまり覚えてないけど、ダンディーで社会的地位もある素敵なおじさまが、年端のいかない小娘の天性の色気と天真爛漫さにやられていく様子にゾクゾクした気がします。

出てきたおじさまがなんとなく知性や品を感じさせない、単なる気弱なやさしいオヤジ風。ナオミも下品にはならないながらも、男なら誰もが崇め奉るほどのフェロモンは感じさせてくれない。ストーリー展開も目新しさは特にないので、それならもうちょっと時間を長くして、二人の関係を深めたほうがよかったかな。妻になり浮気をする前に、15からのナオミを女として育てていく過程とかを見たかった。そうしたら最後の有名な馬のシーンも生きたんじゃないかなと思えました。

全体としてはやや物足りない。観客席も入って右手の席を正面ととらえているためか、2面から見られている意識が希薄。テーブルについて話していると、片方の人物はまったく背を向けてしまうので表情見えず、さらに一列に並ぶと向こう側の人の顔も手前の人の背で見えず。役者が投げつけるゴミや、投げ飛ばされる役者は飛んでくるんですけどね。そんな設定にするなら、入った時点で見やすい席のご案内をしてほしかった。客席は少ないけど芝居をする空間としてはそんなに狭いわけでもなく、登場人物数に対しては適正な広さだったから、役者との距離感は大して近いとも感じず。

まだ前半戦とのことなので、せめて席の不公平感はぜひ改善して欲しいものです。

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