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6月24日昼 海千山千「マイラストセレモニー2007」

夜の芝居が先に決まっていたので、時間がかなり限られてしまい、選択肢が少なかったのですがこれにしました。シチュエーションコメディーっていうのに惹かれて。

誰にとっても最後のセレモニーとなるお葬式。でも自分の思い通りのお葬式をやってもらえるかどうかは、誰にも確認はできない。じゃあ遺言代わりにお葬式のシナリオを書いちゃったっていうお話。

お芝居をやっている兄。その芝居を観に行った妹夫婦に突然の連絡。お父さんが亡くなった!この辺はちょっとポップなというチラシの形容詞にあった雰囲気。踊って着替えながらの転換はなかなか楽しい。

が、ここから。しんみりとお父さんのお葬式が進みます。兄の幼馴染の葬儀屋が仕切った形式的でお金のかかるお葬式。遺族の悲しみを癒すためといいつつ、納得できていないのは遺族。チラシに書いてあったあらすじとなんだか違うなあと思いながら、父のお葬式で前半1時間終了。

ここで長男である兄は上記のジレンマを感じます。こんな葬式はイヤだ、じゃあ自分はどんなのを望んでいるんだろう?自分と向き合い書きとめた直後、兄は事故により亡くなります。

あれ、本筋はここから?書き遺された筋書き通りに葬式を進めることに抵抗を感じる遺族。三途の川を渡る兄。

なんだか話が分散してしまって、結局どこが一番作者が強く思っていることなのか全くわかりませんでした。兄目線だった前半から後半になると、兄が死んでしまうので誰の視点で観ていいやら、観客は困るんじゃないかな。視点を切り替えるなら切り替えればいいのに、時々兄が現れて三途の川でごたごたするものだから余計混乱。

状況描写ならそれでもいいけど、何か表現したいことがありそうだからそれを追いたくなるんですね。そのあたりもっとすっきりしてれば…。

チラシのポップな社会派コメディーの謳い文句に裏切られた感。

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受信: 2007年6月30日 (土) 22時52分

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