6月3日夜 RUN BEAT vol.5 「5年生のハナシ~進級おめでとう2007春~」
どこから書き始めたらいいやら。これ、とってもよかったので順番繰り上げて書きます。まだやっているので絶対に行って欲しい。もっとたくさんの人に見て欲しい。
仮チラシしか持ってなかったんだけど、サモアリの佐藤貴史さん、ペテカンの堀正哉さん、ゴキブリコンビナートのオマンキーさんなど、好きな役者さんばっかりだったので迷わず選択。このユニットとかは知らなかったんですが。
好きな役者さんのときは近くで見たいのでできるだけ前の列で。早く行って背もたれのある中の最前列に。ベンチ席の人の頭にかぶらない場所を選んだのに、開始直前につめさせられて、ちょっと微妙な席になっちゃいました。これ、いつも腹立つんですよね。こっちはいい席とりたくて早く行ってるんだから、つめさせないで欲しい。後から来た人がセンターに座るの、悔しい。奥に入れない席ならまだしも、今日なんて前通れば奥に座れるのに。スタッフの気の利かなさにやや不満。
客電がついているうちから役者さんは舞台でなんとなーく始めてました。私がスタッフとやり合ってる間も。喫茶店の常連さんと一見さんの交流を書いた話ということで、喫茶店の舞台でオマンキーさんが片づけしたり、佐藤さんが新聞読んでたり。佐藤さんが読んでるスポーツ新聞の記事が紀香・陣内披露宴の話。佐藤さんって陣内智則に似て蝶、だと私は思うんですが、そう思うとその読んでる姿さえもおかしくって。。。
前半は人物紹介や設定の説明だけど、もう笑える笑える。佐藤さんやオマンキーさんのやりとりはどこまでアドリブなのか、一見さん役の鬼塚さんはマジウケなのか。こんなに楽しかったの、久々。押しては引き、引いて引いて流す、ってのが役者さんのキャラにあて書きなのか、ものすごくぴったり。
三輪さんと江原さんも似せているようでそうでもなくてねえ。ちょっとシュールな設定に対して鬼塚さんがリアルに驚いちゃってるみたいで。椎谷陽一さんは初めて知りましたけど、めっちゃいいキャラ。きまじめで堅いのにやっていることは妙な激しさがあって。骸骨に海苔を貼り付けたような髪ってねえ。。。視線を向ければホントそのとおりなんだなあ、これが。爆笑。
5兄弟の仲のよさを押し出しながら、ちょこちょこと鬼塚さんの表の顔を見せたり、末の弟の中村さんの影を見せたり。ストーリーを追っかけながら小ネタをガッツリ拾って、伏線らしきものを押さえて、って目が離せないよお。
終盤、鬼塚さんと中村さんの絡みはもうドキドキ。何を話し出すのか、怖くて泣きそうになっちゃった。「ボクは6年生になりたかったんだ」っていう台詞。それまでの心理の描き方はちょっと足りなかったけど、これがすべてを吐き出していて、ぜーんぶ伝わりました。
OFF・OFFシアターの大きさや客との距離感と、脚本・演出・役者・舞台装置・照明・音響のバランスが最高。弱くもなく過剰でもなく。ああああまた観たい!
余談ですけど、オマンキーさんを見るといつも梶原善さんを思い出しちゃいます。どこか似てませんか?
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