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6月9日昼 劇団、本谷有希子 第12回公演「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」

昨年の「遭難、」、最初つぐみさんや反田さんっていうのでミーハーなのかと思ってたんですけど、主演はナイロンの松永玲子さんだけにすごく人が持ついやな部分を支えにして生きている人間が鮮やかに見えました。なので今回も期待して。

前評判は厳しいものが多かったけど、私は全体としてのテイストは好きです。やっぱり人の弱い部分を丹念に描いているって言うのかな。誰かを失ったときの心の痛みやゆがんだ愛情表現がいい。

ウサギの耳をつけた高橋一生さん演じる主人公は理想の女の子、ユクを捜し求めて寂れた遊園地を手に入れ、そこに引きこもっている。どこか社会から逸脱した女の子を集めて、同じ髪型・服装にし、集められた女の子はそれぞれの背景を持ちながらもみんなが少しずつユクとして彼の理想像を目指して一緒に暮らしている。そこを仕切る管理人も主人公には特殊な思いを抱いており、表向きは主従関係に見せながらある種の共依存的な関係を築いている。

天井まで開けた巨大な空間を、単に共同生活する女たちとその周りの人々を描くだけに使っているので、ずいぶん余っている感じ。わりといい席で見せていただいたにもかかわらず、なんだか舞台が遠い感覚を持ったのはそのせいでしょうか。人が小さく見えてしまうと話も小さく感じちゃいますね。せっかく遊園地で観覧車を置くなら、いっそのこと観覧車を一周動かしちゃえばよかったのに。

心の動きが複雑すぎてなんでこういう感情失禁?っていうのがつかめない場面もあったけど、こういうちょっとしたことがきっかけで始まる歪みや、相手に対する偏狭な、でもストレートな感情って、観ててすごく惹かれちゃいます。

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