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6月30日夜 阿佐ヶ谷スパイダース 『少女とガソリン』

どっちの方向からどう眺めても豪華。本多はもちろん、パルコや世田谷パブリックシアターでもいける。でもそれがスズナリっていうのがもう、じらされちゃってる。

もちろん先行でチケット取ったけど、もっと早い日でとっておけばよかったと思うほど、気になって気になって。中村まことさんの天然ぐあいが。ここのところロープ、猫ホテ「苦労人」とまともだったけど、モッカモッカのゲスト出演のはじけっぷりは忘れません

とある地方の片田舎。日本酒の製造でもっていたような町の酒造会社がつぶされ、年寄り向けの保養施設を目玉に生まれ変わろうとしている。反対し、酒造りの再興を目指して日々、町の飲み屋で集う男たちのお話。

飲み屋の主人で酒の瓶詰めをやっていた中村まことさん、杜氏の池田鉄洋さん、杜氏見習いの伊達暁さん、観光に来ていた中山祐一朗さん、町の特製の酒を飲み干しに来た松村武さん。素敵ですわあ。

あるアイドルにうつつを抜かす男たち。ヒット曲を流しては踊る踊る。そのアイドルが新しくできた保養施設の杮落としのイベントで町を訪れます。マネージャーの犬山イヌコはかつてこの町で生まれ育った女。ある秘密を抱いてふるさとを捨て、この道を歩んできたのでした。

どの場面を切り取っても無駄でありながら大切。シリアスなストーリー展開でありながら、くすりと笑える。脚本の力に演出と役者の力が見事に融合、結実した結果なんだなあ。

とはいえ、もろ手を上げて全面降伏ではなく、イケテツがなぜ突然残忍にチェーンソーを使ったかや、犬山さんの地味さ加減には物足りなさや疑問はありましたよ。しかもスズナリの座り心地の悪い椅子での長時間。でも天秤にかけてもやっぱりもう一回くらい観たかったな、と。最後の場面の美しさも捨てがたし。

余談。観客でPiperの山内圭哉さんが来てました。かっこよかった。来週のトークライブや月末のPiper公演、楽しみ。

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