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7月14日昼 蜻蛉玉第14回公演『たいくつな女の日』

舞台上手奥にしつらえられた、細い螺旋階段。これがストーリーの要。

当日パンフの島林さんのコメントにあるように、空には階段が続いているのかもしれない。時には周りの力も借りながら、でも一歩一歩自分で登って行く、先に何があるのかもわからないまま。

登場人物の何人かは階段を行き来し、何人かはある階でとどまり、人物の行き来で舞台上の階は変化します。どうやら下に行くほどおいしい水と平穏と安全に恵まれているらしく。おいしい水を求め下に向かう者もいるが、ほとんどの者は階段の上にあるものを求め、上へ上へと。下の世界にとどまる男は存在せず、登るのをあきらめて途中にとどまっているのは、目が見えないために自分を半人前とみなしている男のみ。

人はどうして上を見上げるのか。上だからいいの?安穏を、平和を、求めることは下を向くこと?男だから、女だから。水が欲しい、水って何だろう。

さらっと様々な層を通り抜けていくことで重々しく考えなくて済むようになっているように思いますが、それだから振り返りたくなることも。誰が中心ということではなく、それぞれの高さで生きる人の考えを見せていただいた分、ちょっと薄めになってしまった感じが。。。

面白かった、でももうちょっとこってり、こっくりした島林愛さんの世界観が見たかったとも思います。ご自身で演じてた、上へ、上へ、ただただ息を切らせて上っていく女のたいくつさを。

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