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7月14日夜 空想組曲vol.3「小さなお茶会」

ほさかようさんに興味があったのと、クロムモリブデンの森下亮さん出演ということで、雨をおして行ってきました。ほさかさんの脚本はG-upの「アリスの愛はどこにある」ですごく心動かされました。気持ちのすれ違いを切なく描きながらも、最後に暗く悲しくならず、温かい感じ、好きです。今回もタイトルからしてそんなほっこり感を期待。

喫茶店を舞台に、マスターの夫婦愛、客と店員の絡み合った恋模様、ある親子の気持ちの行き違いが描かれます。単純なコイバナと思いきや、どっこい。ストレートに表を見せたあとに出てくる裏にあるもの。そのカラクリが見えた途端に見事に引き込まれました。

斜面や段々を使ったセット。狭さを逆手に取って、上手に見せてくれました。店の一階と二階、店の中と外の演じ分け、すばらしいです。役者さんはかなり大変なんでしょうけど、そんな様子は微塵も見せず。

森下亮さん演じるウエイター・あきらくんの愛情の表現と生井景子さん演じるウエイトレス・園美ちゃんの愛情キャッチの不器用さが妙なリアルさを出していて、とてもぐっときました。幸せでい続ける自信がないからいつも傷ついていたい女と、女が傷つけば傷つくほど愛してしまう男。

マスターの死んだ妻に関する妄想。誘拐された高校生男子と義理の母親の葛藤。どれもどれも細かくていねいに形付けられているんです。

途中何度となく出てくる映画の話も小粋。たぶん架空の映画なんでしょうけど、すごく興味をそそられます。カップを裏返すことが表す意味。最後のウエイトレス・みどりの台詞がけなげで、ぞぞっと鳥肌が立ちました。

不器用ながらもみんな一所懸命人を愛し、生きている。愛する相手が近くにいる幸せ。台風の夜のささやかな温もりでした。

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