7月28日夜 砂利/♪♪ダンダンブエノ
キャスト、作、演出すべて期待値ものすごく上がりましたね、これ。坂東三津五郎さんの現代劇初挑戦、脇を固めるのは片桐はいりさんや近藤芳正さん、作は本谷有希子さん、演出はペンギンプルペイルパイルズの倉持裕さん。これがスパイラルホールじゃ入りきるのかどうか。
ダンダンブエノは年1回公演しているようだけど、昨年に続いて2度目。去年も豪華でしたけどね。昨年の「礎」はなんとも古臭い感じがノスタルジーを感じてよかった。さて今年は。
三津五郎さん演じる男は父の介護をし、看取った後、ある感情の働きは鈍くなり逆に別の部分は尖がり、昔いじめた相手からの復讐を恐れる毎日。田中美里さん演じる妻も夫に振り回されて復讐に怯えたり、でも普通に経営しているうどん店をがんばったり。父を押し付けた負い目を感じている弟を演じるのは近藤さんで、その家に住み込んで兄の面倒をみています。
そこに昔いじめた相手でもあり、妻の姉でもある片桐はいりさん演じる女が現れ、生活はかき乱されていくのです。居候に山西惇さん、フラッと現れる箱を抱えた男を酒井敏也さん。
酒井さんや片桐さんのルックスを使った台詞など、結構笑えたのが驚き。
からっぽな男が感情を取り戻そうと妻や弟の助言に従って懸命になっている姿が、痛々しくもありほほえましくもあり。いろいろトラブルも起きるんですが。
最後にみんなで砂利を踏みつけるシーンは、なんだか迫ってくるものがありました。闇の部分を持った大人たちの必死になった感じがよくて。
でも結局はハッピーエンドに近いのかな。こんなメンバーだからもっとどろっとしたものを残してくれても不満はないんだけど。
前半分の席がフラットだったので、かなり皆さん伸び上がったり動いたりするほど見えにくい部分が多々あり。それは残念ですよね。フラットで席が続くなら舞台を高くするか床での演技を少なくして欲しいと思いました。
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