7月7日夜 チームボツデット「北海道に行こう」
今回が最初だったのかな。知らずに行きました。5月のチャリTがなかなかおもしろかったので、そこの方が作るなら、と。役者さん達もいろんなおもしろい劇団から集まってるようだったし。
舞台はおんぼろな下宿屋さんの一部屋。いかにも貧乏学生が住んでますふうな風呂トイレ共同、6畳一間。そこに住むフリーターくんのダメな日常を描きます。設定は昨日のポツドールと似てるなあ。彼女の誕生日に北海道旅行をプレゼントする約束したのに、お金がなくて予約できずに彼女を怒らせる。儲けようとして麻雀に明け暮れ、負け続ける。さらに彼女は怒る…。若い男女によくある光景。
ぐだぐたやっちゃったらかなりつまらないイライラする芝居だったろうけど、演出と役者の元気良さ、テンポ良さで終始にやにやしてました。松本大卒さん演じるダメ男くんが愛らしい。麻雀仲間の石沢美和さんも平田敦子さんを思わせるようなコミカルなおでぶさんで好感が持てました。博多から出てきた学生、 宍倉靖二さんの表情の変化も滑稽で。みんなそれぞれダメなんだけど、仕事なくても彼女に怒られても、危機感や焦りを表出せずカラッと明るく、その時その時は一生懸命生きているから爽やかな印象で終われたのかな。
先輩からお土産を受け取ったダメ男くんの姿もなんだか素敵。お土産をずっと見つめた後、何かを感じたように部屋から出て行く。彼女の想いとダメ男くんの成長を見たいと思っちゃいました。
80分というコンパクトな感じはいいけど、あれだけでもたせるには限界の長さかな。登場人物を絞ってもう一ヒネリあったらよりよし。いとこや隣人は対比のためにいたんでしょうけど、なんかインパクトに欠けてたので。
あと誘導してくれたスタッフさんへ。奥から詰めて座っていって欲しかったのはわかりますが、ウソはいけません。奥が見やすいって言っといて、始まったら明らかに入り口側の方がよく見えるじゃないですか。なんかウソっぽかったので真ん中に座りましたが、騙されなくてよかったと思いました。正直に詰めて、って言ってください。
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