7月8日昼 シグナルズ 4th Live「胸しめつける、優しい思い出」
舞台は浜辺。日本は、なんて台詞があったから海外なのかな。リゾート地のようです。執筆のためにそこを訪れたけど書けない作家。夏なのに冬の格好をして佇む若い女。この二人のそれぞれの親との確執が物語の要になります。
作家は自らの両親との体験を小説に書き大ヒット。だけどそれに対して後ろめたい気持ちやさっぱりと割り切ることのできない重さを引きずっており、次回作がかけない。若い女は母親からのSOSコールを冗談だと思って流してしまい死に目に会えなかったという失敗を犯し、それを引きずりながらも表出できずに、現在の居場所を逃げ出してこのリゾート地へ。
作家は父親との直接対話で、若い女はその作家のヒット作を読み、訪ねて来てくれた仲間たちのおかげで、親との新たな絆を結び、改めて一歩を踏み出すことができました。
私のウィークポイントの親子の話。それがなぜやら入り込めませんでした。いいお話なんです。なのに。
チラシにあらすじを書かれすぎちゃっていて、そこからの膨らみが今ひとつで想像力が伸びなかったこと、が原因かな。わかりやすいお話なのだから、もっと観客側に任せて投げ出しちゃう部分があった方が、受け止めたときのずっしり感を味わえたのかも。
作演がナイロン100℃の大山鎬則さん、主演が杉山薫さんだったからなのか、ここでもみのすけさんと遭遇。今週2回も同じ芝居を観ちゃうとは。通算昨年のイヌの日と合わせて3回目。今回は同じナイロンの松永玲子さんと来てました。松永さん、かわいかった。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 電動夏子安置システム「3483」2018.02.09 19:30(2018.02.10)
- MCR「貧乏が顔に出る。」2012/9/23 19:00(2012.09.24)
- 「日本の問題 Ver.311」2012/3/8 14:46(2012.03.09)
- ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」2012/3/7 19:30(2012.03.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント