7月29日夜 カムカムミニキーナ 2007年盛夏公演 『小軍団』
秋の本公演に備えて、絶対観なきゃ、と。それ以前に松村作品は見逃しちゃダメ。しかもこんな小さな小屋で間近で観られるならなおさら。
高円寺ってあんまり行ったことないからよくわからないけど、土日は快速が停まらないってのが面倒ですねえ。
女優を目指して上京してきた女の子がボスに送り込まれた「軍団」。何の?と聞いても軍団だって答えしか返さない仲間達。役者を自称しながらも働かず、世の中の常識を越えて生活する5人。そこでの生活を支配する「掟」。誰が定めたのか、破ったら何が起こるのか何も知らないまま、それに縛られた「軍団」。
女の子と軍団員のやりとりが絶妙なんです。こういう理屈の通らない不条理な会話、大好き。めちゃくちゃなのに迫力でやりこめちゃう、っていう。佐藤恭子さん演じる加藤や、中島栄治郎さん演じる壷井など団員がみんな個性豊かでおもしろすぎ。観客として来ていた八島智人さんも後ろでげらげら笑ってましたよ。
軍団が唯一全員で出動するのが火消し。軍団に火事や小火の電話が入ると揃って出動するんですが、これがいつもデマ。騙されたことを怒りながらもいつも燃えなくてよかったねえ、とにこにこ帰ってくるんです。これがラストに繋がる大事な話。
軍団には軍団員達も知らないとんでもないバックボーンがあり。。。と壮大な話に広がって。
最後まで健気にがんばる女の子役の山崎みちるさんが好印象でした。純粋でパワフルで。じわっと来つつさわやかなエンディングでした。あー本公演楽しみだな。
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