7月30日夜 ハイバイ再演「ポンポン」
なんだか私、こことはソリが合わないようで。なんだか底が浅い、物足りないと思っちゃうんだよなあ。
ファミコンに興じる二人の小学生。SHAMPOO HATの黒田大輔さん演じる方はかなり落ち着きがなく、いかにもどんくさくていじめられそうなタイプ。一方のイキウメの浜田信也さん演じる子は男前すぎてどうみても小学生には見えず、半ズボン姿が気持ち悪い。浜田さんのお母さん役の大久保亜美さんは逆に母親には見えない幼さで、子供が母に甘えるシチュエーションが女を口説く男にしか見えない。こういう演出なら仕方ないけど、なんか入り込めなかった。
黒田さんがファミコン屋で騙され、友達のお家でおもらしし、兵隊さんの幻覚に驚く、って辺りまでは黒田さんのリアルさで笑えました。またこのお母さんを演じたカムカムの市子嶋しのぶさんがいいおかんっぷりで。お父さんはちょっと物足りなかったけど、家族の風景はなかなか。
ここで場面設定ががらりと変わり、市子嶋ママがある劇団を取材に行きます。わけのわからない劇団員のキャラは好きだったけど、あまりの設定の飛躍についていけず。劇団自体もなんか腹立つ雰囲気で。
根底にある作者の世界観は好きなんだけど、表現方法がまだ追いついていないのかな、と。まあ生意気なこと言ってますが。言葉足らずなのか、受け止めたいことを受け止められない感じがします。もっと追うべきところを深追いして欲しいというのか。
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