8月12日昼 はえぎわ「バター」
年始のお台場でやってた小劇場系の劇団とアイドルのコラボではえぎわ観ました。他の劇団に比べて、アイドルを使うという縛りをうまく利用して作ってた感じがして夏の本公演が気になってました。
開演前に前説があると聞き、早めに行きました。ぐだぐだしたなんともいえない空気感が期待を高めます。
舞台、シンプルだなと思いましたが、いやいやすごい。井戸、音響と合わせてすごく雰囲気出てました。声の反響、タイトル、感動。PPPPの玉置さんのナレーションもいい。
その井戸に老人と女が落ち、暇に任せて老人が話をする。親に捨てられた二卵性の双子の兄弟のお話。兄の夢は大草原の小さな家に家族揃って暮らすこと。井戸の女は自分が堕ろした双子の兄弟をそのお話の兄弟に重ね合わせ…。
やがて母を名乗る女性が登場しますが、そこで二人の出生が明らかになり。母は奇病に冒され始め。
と、一生懸命あらすじらしきものを並べてみましたが、筋などあってないようなナンセンス。ギャグやコントではなくきちんとしたお芝居なんだけど、お話もしっかり繋がってるんだけど、なんともいえないありえない感。一次元ずれたところに軸を置き、そこではブレずに進行。この感じ、好きだな。
役者さんも個々のキャラが立っているのに邪魔しあわず、いい具合。個性強いのに何人もで同じ役をやってもおかしなことになってないのはまた不思議。私の好みだったのは八鳥先生を演じた井内ミワクさんとモンジくん役の竹口龍茶さん。
最後のセットはすごくびっくりでした。壁の変なところに切れ目があるなあとは思っていたんですが、まさかあそこまでやるとは。そういう思い切りのよさもかっこいいなあ。
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