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8月15日夜 MU 「きみは死んでいる/その他短編」B version

さっそくBバージョン。Aがよかっただけに期待値大。さらにその期待に答えてくれそうな予感にわくわく。

一本めは表題作の女性バージョン。私はこっちの方が若干好み。5.5対4.5くらいだけど。なぜかと言うと、愛を語る場面がやはり美しいから。そして生々しい。男バージョンでは主役だった橋本恵一郎さんがちょっとイッっちゃってる恋人役でかわいくてよかった。最後の場面はやっぱり涙が出そうになりました。

2本めは軽音楽部の女子高生達とまわりの大人たちのお話。愛だ恋だ、僕はここにいる、なんてきれいな言葉を、実生活では不倫もしているような大人達が書き、歌うように強制する。女子高生は、世界はそんなんではなく、もっと自分達の世界を、ロックを歌いたいと訴える。でも自分は特別、人とは違うと感じるのは「中二病」だと一蹴される。中二のがきんちょにも、先生達にも。尖った女子高生って言うのが普通にしか見えなかったし、ちょっと世代的に共感できる部分が少なかったな。どちらかというとだんだん今の音楽についていけず、どんどん80年代90年代にさかのぼっていっている世代なので。。。能天気な先生たちと、古市海見子さん演じるそのお友達のしれっとした感じは好きですが。

3本目。戦場に行って捕虜経験をしたカメラマンとその捕虜仲間が反戦を訴えて、反戦歌をガールズロックバンドにお願いする話。2話で出てきた女子高生バンドの卒業後の話としてつながりもあって。反戦を訴えるって言っても売名行為、金儲けの面も捨てきれず、ガンマニアだったり、戦争のエグイ写真を見せびらかしたりする3人組。そんな3人の本音を賭けのネタにするバンドメンバー。うそ臭さと嘘の境界、自分の生きる現実と世界のどこかにあるもう一つの世界。その迫りようがリアルで怖い。口では正論を並べながらもいざとなると動けない、動かない男。そんな本音と建前を肌では感じながら、賭けというふざけた形でしか追求できない女の子たち。そういうことって普段の生活にいっぱいあるなっていうのが、ぐっさり突き刺さりました。

全体のテイストとしてとても好みです。作演も俳優さんたちも追いかけたい。Bバージョンでは全体を通して中川智明さんの凄みが際立ってたように思いました。

終了後、最近ちょっと気になっているクロムモリブデンの森下亮さんを見かけました。「小さなお茶会」つながりで古市さんを観に来たんでしょうね。素敵でした。ミーハー。

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