8月25日夜 PATHOS PACK 「VACANCY? NO VACANCY!」
宇梶剛士さんが立ち上げた劇団の旗揚げ公演。さすが、ずいぶん魅力的な役者さんが揃ってる。どんな色を出してくるのやら。
マンション建設のため、立ち退き・売却を求められている建物。持ち主の男はかつて祖父母が住んでいたその家を見にきて、自分の昔を知るらしい少年に出会う。少年と別れた後、家に入るとそこには作家だった祖父が書き物をしており、そこには次々と小説の登場人物が現れる。祖父の小説に出てくるのは自分の兄弟や亡くなった友人達ばかりで…。
話の進め方がかなり不親切で、私がこの状況設定を理解できたのは半分を優に過ぎた頃。時代が飛んだり空想の人物が出てきたりするのなら、もう少しヒント欲しいなあ。自分の理解力を棚に上げてナンですが。。。当日パンフにあらすじ載せるとか。曖昧なまま観ていたので、結局オチのしんみりとしたよさも十分に味わいきれませんでした。
とはいえ、役者さん達がベテラン揃いにも関わらず結構動いていたのが新鮮。語るだけでも惹きつける人たちばかりだろうに。舞台俳優はやっぱり体力勝負ですね。
せっかく新しく劇団を立ち上げるなら、もっと若く、もっと安く、の方がよかったのかな。宇梶さんのネームバリューが良くも悪くも効きすぎというか。客層にしてもそんな感じ。好きなことをやっても中身で客を引っ張る力強さが今後の課題。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 電動夏子安置システム「3483」2018.02.09 19:30(2018.02.10)
- MCR「貧乏が顔に出る。」2012/9/23 19:00(2012.09.24)
- 「日本の問題 Ver.311」2012/3/8 14:46(2012.03.09)
- ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」2012/3/7 19:30(2012.03.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント