9月17日昼 サンプル「カロリーの消費」
松井周さんの作品は初めて。俳優さんが青年団以外もポツドールの米村亮太朗さんやスロウライダーの山中隆次郎さん、チェルフィッチュの山崎ルキノさんなどおもしろそうな面子揃い。
広い舞台に大きい白い壁が一枚。窓が一つと壁の上にあがる階段。女の子が一人語りを始めます。場面が変わり、年老いてボケかけた母親を施設に預けている夫婦が一年ぶりに面会に。施設の介護士が母親にしている性的な仕打ちを目の当たりにし、日ごろの疎遠さを棚に上げて医師たちに抗議をします。介護士の行いは知っていたけど黙認していた医師や看護師は家族の前ではやらないよう介護士に注意。その後介護士はその母親をベッドごと連れて病院を脱走します。その後次々場面は変わって、最初の女の子が道端で歌を探していたり。夫婦の自宅を母親を捜索する刑事が尋ねてきたり。医師がグラスを傾けてたり。介護士が若者を脅して家に匿ってもらったり。刑事が夫婦の家の留守番をしたり。看護師が歌を歌ったり。。。。こうやって羅列しても、わかりませんよね。観た私でもまったく意味がわかりません。ストーリーはあるんでしょうが、ちょっと疲れ気味だった私には理解不能。うーん。
なんとなく表現したい雰囲気はわかるような気もするんですが。。。登場人物みんながみんな、一見まともなように見えたりもするけど常軌を逸しちゃってる。そのずれ具合、突き進み方が面白みなのかなあ。せっかく味のある俳優さんたちで、それぞれは印象に残るのに、お芝居自体としては届いてきませんでした。残念。
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