9月1日夜 劇団☆新感線「犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート」
今日は昼も別のを観る予定だったのに、元気が出なくてキャンセルしちゃいました。もったいなかったなあ。久しぶりにぐったりした午後。
それもこの3時間の長丁場にそなえて。新感線に加えてくどかんさんや木野花さんや池田成志さんなんて豪華メンバーだから、前のめり感大。
タイトル通り、犬神家の一族をモチーフに、男女が逆になったり新たなキャラが加わったりしつつ。とにかく転換の手法には目を見張りました。暗転しないまま、スクリーンを張って映像や照明を使いながら、音もなくすばやくかなりの大がかりなセットを変えちゃう。また映像で劇場外に飛び出した俳優の様子を映し出す。大きな劇団ならではのすばらしさを見せてくれました。
でも逆に言えば印象に残ったのはそれだけ。もちろん話はアレンジしてもきちんとオリジナル並にまとまってはいるんですけど…。高いお金を払ったなりの満足感にはちょっと足りない気がしました。今日で言えば朝の世界陸上の競歩の話を扱ったりしたのはうまいんだけど、そういうのは小劇場とかでもみられるわけで。笑いも起こるけど、役者の力量や時事ネタに頼りすぎで薄っぺらさが否めませんでした。今回はいつもの見せ場の立ち回りや殺陣もなかったし。
新感線だから期待したい部分っていうのも大きくあるんでしょうけど。でも例えば、DVDになることもおそらくわかっているんだろうから、3年後観てもクオリティが保てるものじゃないとダメですよね?そこで千の風やらデスノートやら聞いてももうおもしろくないんじゃないかなあと。
おバカでおもしろかったのは確かなんです。だから、でも、もう一味欲しかったなあ。パンフレットだって2800円もするんだからねえ。今回はチケット取るとき複数取るか迷ったけど、とらなくてよかったと思いました。アンケートに何回目か尋ねる質問を入れるくらいなんだから、アドリブを期待する以外でもこの値段を出してもリピートしたいと思える作品を。
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