9月5日夜 アメノクニ/ヤマトブミ~Children Of The Sun~あまてらすうみのこたち
前作「アメノクニ・フルコトフミ」がとてもよかったので、連作の今作品も絶対観たいと思ってました。なんたってHPで読める企画書がいい、親切で。正直内容的にもともとそんなに興味がある感じではなかったので、この企画書を読まなかったらやめてたかも。
古事記、日本書紀の成り立ちに関する物語なんだけど、史実に基づいて記述するという歴史ものではなく、これらを作るにいたった歴史的、政治的、人間関係的背景を、架空の世界を舞台に描いています。人の想いに重点を置いて描かれるこのお話はとても壮大でありながら身近でもあり、国家の視点がありながら、個人のストーリーに収束しているのです。
なあんてえらそうに書きましたが、今回のお話、架空とはうたっているものの、戦後をうかがわせる言葉や人物が多く、微妙に史実に照らし合わせたくなるリアルがあって、ちょっと混乱。ストーリー、恥ずかしながら半分くらい理解できてなかったかも。。。
でも、でもでも。わかってないまま妙に気持ちが揺さ振られるんです。前作の影響もあるのかもしれませんが…。国家や時代に振り回され、自分にとっての真実、国にとっての真実が受け入れられず、逃げる男。それでも再び物語を記すという作業に身を投ずるその苦悩。痛いほど伝わってきたんです。
よかったけどまあ、比較すればストーリーがわかりやすかった前作の方が好みかなあ。できればまとめて観てみたいです。GHQ総司令官役の高山奈央子さんがかっこよかった。声と迫力に惚れました。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 電動夏子安置システム「3483」2018.02.09 19:30(2018.02.10)
- MCR「貧乏が顔に出る。」2012/9/23 19:00(2012.09.24)
- 「日本の問題 Ver.311」2012/3/8 14:46(2012.03.09)
- ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」2012/3/7 19:30(2012.03.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント