10月10日夜 MCR「慈善MUST BE DIE」
笑えて泣けるはずのもう一作。こっちの方が観たことある役者さんが多いからなんとなく期待値も上がってます。
ある女の子のストーカーしてた男。仲間二人と一緒についにその女の子を殺してしまい。そこで外の様子をうかがうと何か変。なんとゾンビが続々と列をなして人間の餌食を探している様子。逃げてきた男たちとパニックになる。外では同じようにゾンビから逃げる人たちが。カップルはバラバラになり、それぞれ助けてくれる人と出会って相手を探して。助けてくれる人たちもそれぞれの関係の中でストーリーがあり。
ゾンビの話と銘打ちながら、愛のお話。ストーカーしていた相手が死んでしまった後、自分も相手もゾンビになってでも離れたくないと願ったり、ゾンビの危険に身を晒しながら愛する相手を求めて回ったり、ゾンビになった相方と一緒にいたいと願ったり。男女だけでなく、普遍的な人間としての気持ちが、熱っぽく語られます。
気になった言葉とか、すぐ書こうと思ってたのに日が経ってだいぶ記憶が薄れちゃいました。そこここで愛のある言葉が出てきて、ぐっと来そうになるのだけれど、すぐに笑いをかぶせて振り返る余地を与えない。そのせいで心に留めたかった台詞すらすぐに忘れちゃう。でも終わってみれば、むしろ一つ一つの言葉なんか瞬間で消えてしまったからよかったのかもしれないと思えました。意図した効果だとしたらとっても成功ですよね。
女の子二人のかけ合いが絶妙でした。ぽっちゃりキャラを生かした石沢美和さん最高。あんな危機的な状況の中なのに、ある意味ほんとに大切なこと、死なないために逃げ回る前に生きるために食べ物がほしい、とか、一人で生き残っても相手がいないんじゃつまらない、とかをわかっている二人は頼もしく、そしておもしろい。
動物電気の森戸宏幸さんが観にきてました。なんだか意外。って勝手な偏見。
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