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10月13日昼 双数姉妹トライアルアクトvol.1「青熊辻宮浅河鰻」

今年から新たに劇団員になった若手を主役に据えた短篇集。若手といってもある程度の経験はある方たちのようですね。一回のステージで7種類のうち4人分が観られるということで。青辻宮熊バージョン。

青。プロバスケチームの人気アップのため、戦力的にはダウンなのに顔で選ばれた男。病気の少年と試合の勝敗を賭けた交流をするが、それがやらせとわかった上に決めどころのシュートを外して敗北。さらに少年の心を動かしたのは別の仲間で。バスケのシーンは迫力あるし、歌も楽しいけど、人寄せパンダ役、つまり主役がなんか弱々しくて微妙。これがつっこみどころなのかどうかも微妙だったし。

辻。夏休みあけの高校の教室。何人かの生徒が登校してくるが、ある特定の相手以外の言葉がわからないという奇病にかかってしまっている。みんなに通じさせるには伝言ゲームで一周。中には誰にも理解されないヤツも。そこにクラスのアイドルが入ってくるが。。。設定がすごくおもしろかったです。会話の輪で流れるのがコイバナだったときの、少年達の受ける衝撃。悲哀をすべておかしみにもっていく設定のうまさに感服。

宮。ジャックと豆の木現代版。家の借金を返すため手に入れたお金を、一攫千金を狙って豆購入に費やした弟。借金の取り立て屋に言い寄られ、苦しんでいた姉は怒りのあまり豆を投げ捨てるが。弟役の宮田慎一郎さんの綱登りがすごい。それができるセットもすごい。ベテランの五味さんとの対比でよりすごい。

熊。その五味祐司さん作のミュージカル。猫のヒーローが歴史上のヒーローになって大暴れ。一番ににぎやかだったけど、あんまり印象には残らなかったな。

4本をつなぐベテラン達のコントふうのやりとりがよかった。4本の組みあわせが毎日違うからこの掛け合いは毎日変わるらしいです。これ観たいな。残りの3本も気になったけど、全部観るには組み合わせとの日程合わせがかなり大変ですね。

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