10月20日夜 自転車キンクリートSTORE「ツーアウト」
ジテキン、気になってたんです。演出が鈴木裕美さんじゃないけど。飯島早苗さんの作品は「絢爛とか爛漫とか」しか知らないけど、登場人物一人ひとりの生き方というか、背景というか、が描かれていて舞台の上だけじゃない姿が浮かんでくるような感じが温かくてよかった覚えがあります。今回は出演者の世代がちょっと上めなのが気になるけど、とりあえずは行ってみる!
休日の草野球。3塁側のベンチで監督とスコアラーが試合を観戦。チーム「ホケッツ」は守備中でベンチには2人だけ。弱小チームだけに監督も応援には身が入らない様子。でも身が入らないのには別に理由があって…。そこに監督の会社の同僚が悩みを相談しにやってきたり、息子が文句を言いに来たり。
裏の守備中の風景だけで場面を継いでいきます。見せ方はなかなか。グラウンドでの音は客席の後ろのほうから聞こえてきたりして、臨場感がありました。ただ、7回まで回の切り替えに暗転してたので、時間の割には暗転が多くなってました。切り方がなんかテレビのコマーシャルの前みたいで、何が起こるの?ってこっちが身を乗り出したらすっと消える、みたいにジラされました。それも楽しかったけど。
父親の悩み、息子の悩み、チームメイトの悩み、同僚の悩み、コミカルにだけどどこかリアルに出ててほっこりしました。生きるって、大変なのねえ、って明るくため息をつけるような。悩んでるのに前向きで元気になれるってすごいな。
個人的に残念なことに席が遠く、前の人の座高がひどく高かったおかげで、どうやっても舞台全部をいっぺんに見ることができなかった。。。すっごくイライラ。キャッチボールする親子をボールみたいに左右に行ったり来たりしなきゃ見られないって、なんていうストレス!せっかくの作品が台無しでした。誰が悪いでもなく己の不運を呪う。。。前列でならもう1度味わいたい。
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