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10月21日昼 サニーサイドウォーカー第6回公演『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』

演出家コンクールで見かけた西沢さんが気になって、どんなお芝居を作る方なのか。。。ようやく今回予定が合いました。テーマが歌舞伎とはねえ。それなのに小劇場ってねえ。

お話の概要を事前に配布してくれる親切っぷり。逆に言えばそれだけややこしいってことかしら?登場人物もずいぶん多いしね。それにしても最終日とはいえすごい客の入り。ずいぶん人気なんですね、このユニット。知りませんでした。

歌舞伎の演目をモチーフにして、それを演じようとしている劇団員たちのお話。ヒロインとなる八ツ橋を誰が演じるか、狙う女優はいるものの団長が一目ぼれした女の子を大抜擢。でもその女の子にはやくざのムショ帰りの彼氏がいて、と歌舞伎の設定に合わせた人物造詣。歌舞伎のほうのお話をやっているのか、素の劇団員として話しているのか時々訳わからなくもなったけど。そうやって虚構と現実を織り交ぜちゃったせいか、なんだか主人公の次郎衛門の苦悩がやたらとうそ臭く見えちゃうきらいもありましたね。

演劇的なカラクリとしてはよくある形だし、おもしろいけど、物語としたら原作きっちり見たかったような。あと音楽がなんか浮いているように感じました。歌詞のある歌は使い方が難しいですよね。演出がどうなのかっていわれると私のような素人にはわかりませんけど。

作とか演出の方も、公演のときにいらっしゃるなら、カーテンコールで出てきてくれたらいいのに。良きにつけ悪しきにつけ、これ、どんな人が作ったんだろ?って気になるから。顔見せてくれるとなんだか親近感もわくし。

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