10月26日昼 mon第三回公演 「私の知っている男は、これだけ」
タイトルだけでなんだかドキドキしちゃいました。甘酸っぱい。そしてある意味どぎつい感じ。
一年ほど前に失踪した人がいる。その人についての思い出、印象を語る人々がいて。大学の友人。その後輩。友人の彼氏でアクアリウムセラピーの受講者。受講者仲間。そのセラピーの講師。それぞれは小学校の同級生だったり、熱帯魚屋の店員と客だったり。
失踪した人が軸にはなっているけど、それぞれの関係や人との関わり方、それについての考え方が主題。彼女と会った途端に一人になりたい気分と言いだす男や、幼い頃に母を亡くして暗いと言われ続ける女。人に迷惑かけたくないと言いながら甘えさせてくださいと頼む手紙。連絡とろうと約束しても、別れた途端に面倒なんだよね、とつぶやく。アンビバレント。
淋しいな。でも欝陶しいな。すごく共感。演じられちゃうといい気分ではない感情だけど、でも心の奥底にあることは事実。そんな本音と建前。
役者の動き、照明、いいところで入る効果音や音楽。どれもおしゃれ。65分とコンパクトなのもよかった。あっと言う間に感じました。
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