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10月28日昼 タテヨコ企画第15回公演 『カタカタ祭り』「うそつきと呼ばないで」

なんていうのか、とっても素敵な空間でした。インテリア、外の日差しや通る人にいたるまで。ちょっと無理したけど、行ってよかった。

設立者のマキタさんが謎の死を遂げたために来週の追悼展示を最後に閉鎖が決まったギャラリー。舘智子演じるマキタの不倫相手だったオーナーは田舎に帰ることに。出品の常連だったオーナーの弟やその彼女、オーナーに想いを寄せる社長や他のアーティストたちはマキタを偲びながら準備をするが話し合いはなかなか進まず。マキタに惚れていた男や、ギャラリーの引き取り手、マキタの娘が訪れさざ波を起こしては去っていく。

ギャラリーを引き取ることになった男(代田正彦)はそこを花屋にするという。遺志をついでギャラリーを続けてくれると思っていた仲間達は呆然。あわててお願いするけど却下され、返される現実的な言葉。大げさに言えばモラトリアムの終焉。夢から現実へ。代田さんの物腰柔らかでちょっと抜けてる風な雰囲気の男から発せられる言葉だから、余計にぐっさりときて。

また、荻野友里さん演じるマキタの娘の憎たらしいこと。殴ってやりたいほど。けど言ってることは社会的にはまともでもある。この娘とオーナーの弟のやりとり、そしてそのあとに続く弟と恋人の会話。タイトルにある「うそつき」。二人が顔を寄せ合い、でも目を合わせず、というこの場面、好きです。

舘さんのたたずまい、日陰で健気に生きる女を演じてこんなかわいく色気のある女性、素敵です。マキタの娘とのあっけらかんとしたやり取り、戦わない、でも負けてない、ひょいと力を抜いてかわしちゃう大人加減。声も好きなんだなあ。

こんなにお天気のいい日のお昼間。外を通っていく人たちも気持ちよさそうだし、私も気持ちいい。とっても楽しかったです。でも昨日の台風みたいな日は大変だったろうな。他の作品も昼間ばっかりにしか行けそうもないけど、夜観たらまたどうなるのか興味津々。

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