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11月4日夜 ONEOR8「ゼブラ」

初見。5月はあっさりスルーしたんだけど、7月の椿組の花園神社公演で田村孝裕さんの脚本がおもしろかったから次は観ないと、と。

ONEOR8の代表作にならんというこの作品。家族のお話ってツボに入りやすいんだよなあ。

夜テレビを観る小学生四姉妹。お母さんとわいわいにぎやかに。と、これは回想で、時は流れて現在。入院中の母のお見舞いや次女の引っ越しなどで実家に集まる姉妹とそれぞれのパートナー達。抱えるトラブルに悩み、それをぶつけ合って。やがて母が亡くなり、葬儀も済むが…。

姉妹が幼い頃に家を出た父についての姉妹の想いを横軸に見せつつ。姉妹だからこその遠慮のなさとだからこその慈しみとがじーんとします。私には姉妹はないのでうらやましくなるような関係。頼って甘えて反発して隠し事して、でもぜんぶわかっているんだよね。

浮気をした長女のダメ夫を瓜生和成さん。情けなさがぴかイチ。和むなあ。葬儀屋兄弟のモダンスイマーズの津村知与支さんもいい味。っていうかオイシイ。

ラストの回想シーン、泣けました。人は舞台を観るとその状況を自分の経験にすり合わせる、それがぴたりとはまったときに心を動かされるものだ、とどこかで読んだことがありますが、そうだとすると母モノは泣かせのテッパンになりますね。でもすり合わせてしまうほどその世界にどっぷり入れなければ逆に冷めてしまうもの。そういう意味で私にとってこのシーンはホンモノだったのでしょう。三女の背中が語る語る。。。

ただ、どうも客演ばかりが印象に残っちゃうなあ。役柄のせいかもしれないけど。劇団員、ガンバレ。

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