11月6日夕 電動夏子安置システム第16回公演「ЖeHopмaN (ジェノルマ)」сバージョン
これ、行くなら両バージョン行かなきゃダメです。おもしろさもそうだけど、片方だけじゃ(私はね、だけど)理解できない。って言うか理解できてなかったことさえ気付いてなかったです。両方行ってようやく、それでも7、8割な気もするけど(汗)…。
фバージョンと同じようにゲームが進行します。違うのはゲームの合間の作戦会議。バージョンによってそのチームのやりとりが観られるわけです。これ、知ってるのと知らないのでは一つ一つの台詞の重みが全然ちがーう!片方観て感じてスルーしたり追いかけたりしたことが、全く別の視点から見えて来ちゃうのです。新鮮。
だから前半は少し繰り返し感が強い。(たぶんどちらを先に観ても人間関係をきっちりつかめるようにするためにね。)少し意識が遠のいてた気がする。後半、作戦会議中心になるにつれ、俄然引き込まれる!ゲーム中の反応で不自然だと感じた言動がきっちり説明がつく。その理屈の展開から目が離せなくなりました。
ゲームに勝利する条件。恐ろしい。фの雰囲気がわりとあっけらかんとしていたように感じたのに比べ、сは野口雄介さんが入ってるせいか、どろどろした重い雰囲気。人の汚さ、自己中心的な様子があからさまで。
こっちでは少しだけど神とか、ゲームの支配とかにも触れられてましたが、фでそう思ったせいか、命令を下すモノの視線、手のひらで転がされている感覚が常にありました。だからやっきになればなるほど参加者がいとしく哀れ。だからわくわくするんでしょうが。
こっちの感想を持ってもう一度фを確認しに行きたいくらい。週末は売り切れというのも納得できますわ。
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