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11月7日昼 劇団桟敷童子二作品連続上演第1弾「博多湾岸台風小僧」

こんなに泥臭く、貧しく、生きる苦しさばかりを見せられるのに、とても強く惹きつけられてしまうって不思議。絶望的につらい中、根底に流れる希望が眩しすぎるんです。そんな桟敷童子。

劇場、すごいことになってます。いつもどおり出演前のメイクした役者さんが迎えてくれた後、目に入るのは鬱蒼と茂る木々、そして色鮮やかな彼岸花。山の中に分け入ったような気分。枯れ木の間の彼岸花の深紅がすばらしく美しい。

いつかの博多の町外れ。港や川の近く、船や川底の掃除をして拾い物で生計を立てる人々がいる。他では生きていけないどん底。なのにそこに逃げ込む女たち。さらに地獄の工場から脱走してきたという。追っ手に捕まれば見せしめの死。匿えば自分もやられるのがわかっているから、あえて目を合わさないでいたのに、やっぱり見捨てることはできなくて。川さらいの人たちと女工、さらには追っ手との交流。でも立場の違いは越えられず、追うものと追われるものは…。

まず幼い姉弟の姿だけで一泣き。泣くつもりではいたけど、しょっぱなからだよ。なんて切ない、過酷な運命。

生き抜いた弟、女工に姉の姿を重ね、でいちいちうるうる。辛くて切なくても涙だけど、そういう時に触れるやさしさにはまったく抗えません。

ラストシーン、息を飲みました。ここまでやっちゃう!吉祥寺の舞台が広いと感じなかったのは初めてかも。想いと合わせてずどーん、と。直球がぐっさり。

看板、板垣桃子さんと鈴木めぐみさんの存在感。お二人が出てくると引き締まり、申し訳ないけど他の方達はその他大勢に見えてしまいました。

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