12月22日夜 キャラメルボックス2007クリスマスツアー「トリツカレ男」
クリスマスだからちょっと基本のファンタジーも味わいたくなりました。キャラメルボックス本公演は2回目。
ジュゼッペはいつも何かに熱中しそれ以外のものが目に入らなくなり、町の人には「トリツカレ男」と呼ばれバカにされている。これまでにトリツカレたのは語学や探偵、昆虫採集やハツカネズミなど。今は三段跳びに夢中で世界記録まで出す勢いだったんだけど、ある日風船売りの少女と出会って…。飼っていたハツカネズミのトトを使って彼女の情報を探り、ロシアから来たと知ったら昔身につけたロシア語で話しかけ。彼女の借金を知ったら自分の昆虫の標本を売って借金を返し、彼女に許婚がいると知ったら彼について探偵し。彼女の幸せのために自分は倒れてまでがんばって。。。
うーん、いい話。でも何か物足りない。前説で原作本はさらっと読めるとのコメントがありましたが、さらっと読めちゃうっていうのが全てを表している気が。彼女のために一生懸命になるトリツカレ男の必死さとか健気さとかは素敵なんだけど。風船売りの少女に引き込まれなかったのかな。トリツカレ男をそこまで一生懸命にさせる魅力はどこ?逆にここまで想われ、いろいろしてもらってるのに気づきもしない鈍感さに腹が立つというか。
切なくていい話なのになんかあっさりしていて心の奥に届かなかった気がします。引っかかりどころがなくするりと抜けてっちゃった。泣こうと思ってハンカチ用意していたのに。
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