12月25日夜 ロリータ男爵「犬ストーンversion Dr.エクアドル」
ロリータ男爵の微妙に濃いんだけどぬるま湯、みたいな雰囲気はちょっと苦手だけど、ゴキコンとの融合なんて。予測不可能。
中央に鉄柵に囲まれた円形の舞台、まわりに撒き散らされた座布団、手渡された新聞紙。ゴキコンテイストだなあ。なのに舞台には前説をする役者松尾マリヲ。不思議。
人間が犬になりたがる世界。成功した人はほとんどいない至難の業。秘儀は犬ストーンと呼ばれる石を4つ集めること。それを狙った警察官、犬公方とその仲間、ペットショップ店員、犬遣い、紙芝居屋たちの運命は…?果たして犬になることはできるのか?
なんていう奇想天外なお話。おバカキャラもりだくさん。ロリ男のファンタジーとエクアドルさんの3Kが、まるで最初からこうだったかのように違和感なくしっくり。
まず犬になりたいってこと、おもちゃ屋の息子は犬になってはいけない、お母さんが猫、っていうような設定が好き。どこから世界を眺めたらこういう発想がでてくるんだろう??犬公方さまの履物とか、にせ警官とか、がちゃぽんとか、犬遣いの犬とか、ありとあらゆる小ネタが最高。
長いし、座布団だし、なんか飛んでくるし、環境はひどいけど、いろんな方向から何度もみてみたかったな。やっちゃいけないことなんて何一つないんだよね。思ったことは全部やってほしい。その場でしか体験できないことだから。観客の私はなんでも受けられるように間口を広げておかなくちゃ。ってすごく前向きな気分になりました。
ロリータ男爵の初演・再演と比べてみたかったです。
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