12月29日昼 iOJO!「欲々しい」
オッホという名前での最終公演。
ある探偵事務所に人探しの依頼。派遣会社をやめたある男のその後の消息を、という。その派遣会社に勤める男が元スタッフの主婦を使って依頼して。主婦の地元では放火事件が続いており、派遣会社のスタッフが警備に回っていた。放火犯と探されていた男は探偵の行きつけのパン屋に勤めていたのだった…。
…ってあらすじが全く意味不明になっちゃった。まとめられないなあ。お話自体はおもしろいんです。色々な人の色々な欲望。当然かなわないものもたくさんある。そんな時どうする?
その答えがなんかちんまりとステレオタイプなんですよね。好きな人に届かない思い。出世せずに今の立場を守りたい。合コンに行きたい。夫に捨てられたら。一番がっかりしたのが放火魔の取り締まりをしていた主婦が、見回りを続けたいがために自分が事件を起こしちゃったところ。ありがちすぎて。
それぞれのキャラはいいんです。私は芳賀晶さんの陰気でぱっとしないサラリーマンが好きです。六角慎司さんの抑え気味なキャラも。珠井江都子さんのころころ変わる表情もおもしろかった。森田ガンツさんはちょっとやりすぎな感じがしたけど。
手堅くまとまっちゃったのがちょっとさびしい気がしました。メモリアルブックも開演前は買おうと思ってたけど、やめちゃった。名前を変えてどう変化していくのかは楽しみですけどね。
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