12月4日昼 虚構の劇団旗揚げ準備公演「監視カメラが忘れたアリア」
実は鴻上尚史さんのお芝居は初めて。巡り会えていなかったことを悔やめるような素敵な舞台だといいな。
若い役者をオーディションで集めた劇団の旗揚げのさらに準備というこの公演。すべてが冒険っていうんだからわくわくどきどき。
防犯というお題目を掲げて、今やどこにでも設置されてて当たり前になっている監視カメラ。撮られることに鈍感になっている人々に警鐘を鳴らそうと活動する「監視カメラを監視する会」。カメラの前で座り込みしたり、街頭の監視カメラのすりぬけマップを作ったり。その会の設立者は今は警察に勤務、しかも監視カメラに映る世界を監視している。ある日フィアンセを、いるはずもない場所のカメラに見てしまったために…。
いい役者を集めましたねえ。。。一人一人個性がきちんと見え、それが生かされてます。声、体、演技、ダンス、生き生きしてます。しなやかにのびのび元気いっぱいなのがすばらしい。ややきっちりまとまりすぎに感じる部分もありましたけど。2回目カーテンコールでガッツポーズ見せちゃったりするのが微笑ましくて。
若いうちにいい演出家、いい作品に出会って育ててもらえるってすごくいいことですね。無駄に寄り道せずどんどん伸びていきそう。
反面、最初っからのエリートコースっていうのは、当日パンフにある鴻上さんの言葉と矛盾するなあなんてアマノジャクなことも考えちゃったり。鴻上さんのネームバリューでチケットは苦もなく売れるだろうし、貧乏で夢を喰って生きた時代なしに売れちゃうってのは。
まあ余計なお世話ですね。せっかくの才能がどうなっていくのか、今後大注目。
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