12月9日夜 NODA MAP「キル」
毎年恒例の野田地図。今年は主役二人の華やかさにやや引き気味だったんですが、再々演するぐらいならよっぽどすごいのかな、と行ってみることにしました。
モンゴルの草原で服屋をする一家。遊牧民族同士の諍いも絶えず、かつて母はさらわれた後孕んで帰宅。父はそんな我が子の生い立ちを憎みながら育て…。何の因果か歴史は繰り返し、一家の棟梁となった息子も同じ目に。妻も息子も愛せずに悩んで…。
妻夫木聡の第一声には先が思いやられましたけど、進むにつれてなかなかの安定。やっぱり芸能人たるもの、引き付けますわ。やんちゃな少年から一家を背負う大黒柱まで、頼もしい。ヒロスエはまあどこまでめヒロスエ。かわいらしくて華があるけど、母の苦悩とか夫との会話はなんだかちょっと。
まわりを固める役者は手堅いです。市川しんぺーさんや中山祐一朗さんや。マネキン姿がよかった。あと、服屋だけに衣裳がすごく素敵。後半に着てた、ああいうの欲しい。
思っていたよりずっとおもしろかったし、じーんとしました。前の公演を観ていないのが残念に思いました。
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