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1月19日夜 三条会「メディアモノガタリ」

去年のアトリエ公演で出会ってから、ひどく楽しみで。あの存在感が普通の劇場ではどう変化するのかが興味津々。

お話知らなかったので読みました。基本知らないほうが飽きずに追えるとは思っているんだけど、三条会の演出は基本ラインを知ってた方がよりその違いというか演出家の視線が楽しめるかな、なんて思って。観てみて、まあ読んでて正解だったと思いました。

正直言って少々眠気が強い状態で行っちゃったんで、冒頭は危なかったんだけど、途中からもうそれどころじゃない!時間の流れを軸において、なんて最初はわりとテンションあがりながらも冷静に観ていたんだけど、だんだん、舞台上で起こっていることに惹きつけられ過ぎて、我を忘れた感じでした。

あの感覚ってなんだったのかなあ。よくわからないんだけど、気がついたら笑ったり、泣いたり、顔をしかめたり。恥ずかしいくらいに自分の感情の動きがつかめない。こんな体験は初めてかも。

終わった瞬間は呆けてしまって、しばらく身動きが取れませんでした。すごいなあ。こんな感覚を味わわせてくれるなんて。俳優さんたちが舞台上でにっこり笑ってカーテンコールしてるのが頭の表面ではわかっても、感情からは遠い。

アトリエの時よりも距離は離れているのに、すごい存在感に威圧されました。大川潤子さんのあの声や台詞量はもちろん。榊原毅さんのおかしなダンス。

こんなことなら全部のステージ観たかったと思うほど。鳥肌どころじゃないトリップ体験。素直に心が解放されるのって気持ちいい。

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