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1月25日夜 劇団桟敷童子「泥花」

ここはいくらべたでも私の押さえどころ。観て、泣いて、すっきりしたい。

福岡の炭鉱にて。死亡事故を起こして姿を消した会社の社長の子供たちが、身分を隠して他の炭鉱の知り合いの元に預けられる。なんだかんだ親切だけど厳しい知り合いの奥さんや娘さん。そこの炭鉱でも問題はいろいろあるし。不倫とか、立ち退きとか…。

中野光座でしたが、こんな狭い会場での桟敷童子は初めて。相変わらずホスピタリティーの精神は最高ですが、暖房設備ナシとは!きっついね、この時期。厚着していったけど途中からがたがた震えちゃって。あと、狭くて舞台と客席が密着してるのに、舞台の高さが高すぎ。構造上仕方ないんだろうけど、見上げすぎて疲れちゃった。

そういう器の問題もあり、ちょっといつもよりはぐっさり来なかったな。最後の舞台装置の大掛かりな仕掛けも、小さな舞台だからたいした迫力じゃなかったし。ほんとに埃ばっかり気になっちゃうほど。やっぱり桟敷童子は広い舞台ののびのび空間で観たいな。

大きな事件もいくつかあるんだけど、誰に絞るでなくみんなに見せ場があるから、誰に特に共感するっていうことがなかったのが、残念。一人の思いに共鳴して大泣きしたいのに、そこここに思いが揺れてちょこちょこ泣く感じでした。

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