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2月10日昼 キラリ☆ふじみで創る芝居「大恋愛」 ③

あぁ、2回でやめるはずが、衝動にかられて。今日は別のを観るはずだったのに。さんざん逡巡して(って大げさな。。。)結局逃したくないと。今この瞬間ここでだけってのが演劇の醍醐味だけど、この公演は特にその度合いが強い気がします。企画にしても、場所にしても、戯曲にしても、集まった面々にしても。それが私の今のツボにぴったんこだったんですね。

でも時間がとれるのはこれっきり。そう思っただけで寂しくなるな。

席のくじはジュリエットだったけど、勝手にロミオ側に決めてました。(スタッフさま、ごめんなさい)2幕で女優さんの表情が見たいから。あと、舞台上をよくみたかったから後方から見渡すことにしました。

なんか幸せです。そこにいるだけで。細かいことがどうこうじゃないや。

とは言っても今日のお気に入り場面は。後方に座ったおかげで、2幕のバルコニーのジュリエットを見上げるロミオたちが真後ろにきてました。愛の言葉がすごく近くてどきどき。

3幕がやっぱり好きです。尾崎豊の台詞でもうだめ。今日は静かなこだまのシーンが、全体がよく見えたからすごくよく思えました。全員が立ち尽くしてたり、もそもそと座ったり立ったりが美しい。その中に響くこだまがまた美しい。さらに一人拳を握り締めて力強く叫ぶ松田弘子さんのジュリエットが雄々しくかわいらしく美しい。

スピードの曲で踊る姿は何度見ても笑えて泣けました。ただ台詞を喋るだけで汗をかいてる役者さんはどこの舞台でも見かけるけど、体を動かしてどんどん汗をかいてく様子が見られるのが最高。そして途中で休む人がいたり。曲が終わったらみんな息を切らしている。たぶんものすごく苦しいんだろうけど。でもジュリエットが死んだと思った場面だからこうやって生を感じることができるってのがいい。

そしてさらに、アンコールがかかってもまだみんな倒れてる中、立ち上がり笑い出す堀井秀子さん。最高!滑稽で、たくましくて。一緒に笑い、踊りたくなる衝動を抑えるのが大変なくらい。その笑いが伝播してさらに激しく踊る女たち。

微妙に気になったのが、1幕のポットパンこと夏目さん。ヅラねたが昨日は1回に減ってたのに、今日は元に戻って増えてました。毎度笑えるけど。なんで昨日は?

2時間を越える舞台がこんなにもあっという間にすぎていく不思議。何回観ても絶対満足。このすばらしさが、言葉にするとこんなにもありきたりでつまらないものになっちゃうことに愕然とします。自分はこの感動、この瞬間を忘れずにいられるのか、そう考えると切ない。

帰りのバスの中で、「これってDVDにしてもおもしろくないよねえ。」「たとえ両側それぞれのバージョンがあってもダメだね」って会話が聞こえました。そうそう!そこなんだよね、問題は。尾崎豊は生きてないし、スピードだってもう若くはないけど、あの形では十分生き返ってる。でもお芝居って言うやつはねえ。パフォーマンスの息遣いって。

今日は三条会の方々がいらっしゃってました。普通にいるだけなのに圧倒される感。数人なのに大挙して押し寄せてる感。

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コメント

> 立ち上がり笑い出す堀井秀子さん。

彼女のゾンビ役は、定評があります(笑)

投稿: 村山伝兵衛 | 2008年2月13日 (水) 01時29分

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