2月16日昼 親族代表「(発電所)」
親族代表、初めてです。ここんところすごく活躍されてますよね。SPやらCMやらジェットラグやら。渋い顔した男3人がどう笑わせてくれるんでしょう?脚本もすごいですもんね。
一つめ。SUGAR BOYの川尻恵太さんの「ゴリラ」。動物園から逃げ出したゴリラを心配する飼育員たち。が、その呼び名を巡って。。。こういうのってありますよねえ。っていうか本人に向かってそれを言っちゃうのも、生真面目キャラの野間口さんならアリかも、って思わせるおかしさ。対する上司役の竹井さんも、こんな上司だったらかなり好き。
二つめ。ブルースカイさんの「日本代表の男」電車に轢かれそうな女子高生を救ったオリンピック代表の男。片足をなくして代表は逃すことになったけど。美談かと思ったらそんなひどい話って…ってあきれてたら、そういうオチ。。。おもしろいんだけどなんかえーって感じ。
三つめ。岩井秀人さんの「コンビニ(または謝罪について)」とっても岩井さんらしいって途中から。ほんとにいやな人を描いたら並ぶものなしですね。こういう店員、いる!普段ものすごくいらいらしてます、こういう人に。だから文句を言う側にかなり感情移入。それを野間口さんが演じるから、やわらかさが加わって単なるいやな人スケッチじゃなく笑いを生むんだろうな。やり方によっちゃすごくダークになりそうだもの。岩井さんの演出でも観てみたいな。もしくは俳優さんを入れ替えたバージョンとか。
四つめ。ケラさんの「ラブ・トライアングル」やりとりはべただけど、状況が緊迫してるっていうのが妙な緊張感で。女を巡る男2人。敵対する男に対し、しれっと受け流す女を演じる植木夏十さんが魅力的。そりゃ惚れる。取り合いたくもなる。なのにどこからか男同士も心が通じはじめ、キレイな二等辺三角形がいびつになってきちゃっていて。。。そのそうじゃないんだってば!っていうもどかしさもいただき。
五つめ。演出もしている福原さん作で「虫けらでした」おとなしめだけど、福原さんぽさが見え隠れしてて。いじめられっこ同志の情けない連帯感、お互いへの羨望、そういうのが微妙でいい。体入れ替わっちゃったのに、変に前向きな終わり方が、じめっとしたいじめのなかでの一服の清涼剤。
この弱々しい感じの笑いがいいです。軽くむせて止まらなくなっちゃった咳みたいに、激しくはないけどグスグスとずっと笑ってました。呆れたりもしながら。なかなか気になります。
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