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2月1日夜 東京ネジ第9回公演「ナルシグナル」

女の子ばかりの楽しそうな公演。ほんわかとしながらも女の怖さも出てきそうで。

女友達のおうちでの飲み会。学生時代の友達に混ざってそれぞれの会社の仲間や地元の友達、合コン仲間など種々様々な女が集まります。ちょっとしたいざこざやぎすぎすした関係があったり、初対面のぎこちなさがあったり。男関係のもめごとがおこったりするが最終的にはわかりあえるんだよね、みたいな。

この雰囲気はすごく好き。女の子同士って親しい同志が集まるともっと排他的だとは思うのでこんなふうに別のコミュニティから知り合い同志で集まって、っていうのはなかなかない設定だとは思うけど。。。でもそれぞれの子のキャラが典型的ではあるけどかぶることなくきちんと個性をとらえて描かれているのが、みんな脇役じゃなくちゃんとスポット浴びてる感じがして好感が持てました。

佐々木なふみさんのえぐい田舎ヤンキーとかいいですわ。このルックスと声が、下品さと紙一重のところでとどまってる気がします。まぁ好みの問題ですけどね。

ただ、主人公の女の子くらいはせめてもっと深く掘り下げて欲しかったかな。彼氏役が中川智明さんの回を選びましたけど、これはものすごーく素敵。農家とか似合わないのに、でれでれしない朴訥な感じがね。せっかく彼氏がいい雰囲気を醸し出してるのに、そこに至るまでとかその時とかの主人公の心の動きはその他の登場人物の深さと変わらない。そのせいで全体が薄っぺらく感じちゃったかな。

女の子でがやがや楽しくやるならそれはそれでにぎやかに、心理を見せるならもう少し細かさがほしいな。

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