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2月3日昼 クロカミショウネン18 「NINPU妊×××婦SANJŌ」

前回の緻密などんでん返しが楽しかったから今回も。そういう計算ずくな流れの作り方はかなり好みなんです。駅前の近さも楽しみな。

保育園で出し物をする人形劇団。っていっても中途半端で保育園からクレームが来ちゃうような出し物。そもそも出し物のテーマも、桃太郎のはずが勝手に三匹の子豚の練習をしてたりするようないいかげんさ。メンバーが揃ってなかったり、なんて当然。劇団代表のフィアンセが現れたり、そのカップルそれぞれの浮気相手から電話があったり。誰かが交通事故にあったり、人の携帯を間違えて持っちゃったり。人を取り違え、思い込み、どんどん絡み合う人間関係が生んだ大団円。

この絡み合い方が楽しくって。昔見て大好きだった三谷幸喜さんの「君となら」をちょっと彷彿とさせました。そういうほんのちょっとした勘違い、思い違いが、ずるずるとお話を違う方向へ引きずっていくハラハラとそうじゃないよおって教えたくなるもどかしさ。その辺がバランス取れててむずむずしちゃう。

セットにたくさんのドアを並べて、それの開け閉めでの空間の変化とか、うまい。同時進行の勘違いをきれいに並べて提示してくれます。こういう巧みさが好き。

本当になんというか計算高く組み立てられた作品に脱帽。ま、多少の粗さや大げさすぎる演技はあるけど、そして、エンディングはちょっと予想できちゃう感じだったけど。でも次も観たくなる作品になってます。

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