2月9日昼 コマツ企画「方舟」
コマツ企画はお話の雰囲気も役者さん達もかなりお気に入り。かなり競争率の高い週末だったけど、見逃せない。
事故で記憶をなくした川島潤哉さん演じる男。家に帰ってくると仲間達が大勢いたがなんか妙な空気。結婚届を取り出されたり、肉体関係を迫られたり、押し入れから出てくる人がいたり。自分の過去にどんどん不安になり…。さらに全員が集まったところで始まったことは。
相手に親身になっているように見せかけて、実のところ自分は自分は、ってなってる登場人物たち。このさじ加減が好きなんです。今回は特に浦井大輔さんと上村公臣代さんが経験談を新入りの女の子役の寺西麻利子さんにしている場面がいい。相手の話を聞いて共感しているように見せて、自分の話に持っていくタイミングを見計らってる。その相づちや表情につい苦笑。
なんといっても川島さんの状況把握するまでのキョドりっぷりは最高。本当にそんなキモい人に見えてしょうがない。
ただ後半全体的にちょっと薄まっていった感じはありました。普通にそれぞれ自分の事情を吐露しただけ。もっとうっとうしい人間をひねって見せてほしかったな。本井博之さんの変人ぶりが不足。
ラストも、弱さの表れとしてはあれでいいんだろうけど、なんだか平凡に見えちゃいました。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 電動夏子安置システム「3483」2018.02.09 19:30(2018.02.10)
- MCR「貧乏が顔に出る。」2012/9/23 19:00(2012.09.24)
- 「日本の問題 Ver.311」2012/3/8 14:46(2012.03.09)
- ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」2012/3/7 19:30(2012.03.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント