« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月

2月24日夜 LEMON LIVE vol.3 「Oh! クラウディア」

レモンライブだなんてかわいい名前、しかも顔写真がはめ込まれたややダサい感じのチラシですっかりスルーしちゃうところでした。よくよく見たら素敵な俳優さんが。しかも男ばかりで何をやる?

舞台はイタリア。殺人事件の起きた20年後。幼馴染だった男たちはそれぞれバラバラになり集まる事も無かったが、マフィアのボスになった男の妻、かつてのマドンナ・クラウディアの浮気調査に関係して6人が顔を合わせた。ボスの片腕、探偵、殺し屋、弁護士など立場はさまざま。そこで20年前の殺人事件、教会火災、クラウディアの浮気相手など次々と明らかになって。。。

うん、ストーリーや組立はおもしろい。でもなぜ設定がイタリア?有川マコトさんがマリオってcoldsweats01恥ずかしいな。せっかくのハードボイルドな男の世界も見えるのに、イタリア人名で呼び合う様子で引いちゃう。

とはいっても展開は眼が離せない。久々に会う幼馴染の心安さと今の立場の警戒。誰が敵で誰が味方か。心を許していい相手は?ふざけも入り笑いもあるけど、男同士の心理戦がぞくぞくします。

そしてかなり切ない結末。大内厚雄さん、素敵過ぎlovelyこの渋さ、優しさ、愛。クラウディアに嫉妬。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月21日夜 劇団印象突然番外公演「空白」

突然決まった再演らしいです。初演観てないけど、楽しみ。

数年前に離婚した妻のもとに借金しにきた男。今の妻に追い出されかけている。元妻はまだ独身だけど、再婚を考える相手がいて。一緒に住む高校生の姪の予備校の先生がその相手なのだが、先生には交際している相手がいて…。一方男を追い出した今の妻は、男のことがほんとは大好きなのに素直になれなくて。

誤解が誤解を呼ぶシチュエーションコメディ、っていうには少し甘すぎかな。まぁおもしろいんだけど。どたばた混乱させるならもっとひねくり回して欲しかった気も。はらはらする間もなく、話が展開しちゃったのがあれ、って感じ。

人物造詣がとにかく優しい。みんなが相手を思いやる善人ばかりで、私の荒んだ心も暖かく包んでくれます。人間捨てたもんじゃないなって明るくなる。すべての行動が相手のため。だからあんなダメ夫でも好きになっちゃうんだろうな。

その優しさが物語を平板にしちゃってるもったいなさでもあるんだけど。毒があるから薬が生まれるっていう。

ブラジルの辰巳智秋さん来てました。タイニーアリスの小さな椅子がさらに小さく見えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月21日昼 ひょっとこ乱舞第19回公演「愛にキて」

こういういろいろなサービス、うれしいですよね。あんまり恩恵受けなくても。もてなそうっていう姿勢がみえればそれだけでもある程度楽しくなれちゃう。

ある4人家族。お父さんとお母さんは喧嘩ばかりで離婚間近。二人はある宗教で知り合ったのだが、そこでは非合法のクスリを売ってたり。またある少女グループ。一人は過去に電球に関するトラウマを抱えていて、仲間はそれを解消しようとある計画を思いつく。また、その町の町長選挙も間近に控えていて、夫婦の宗教からも立候補して選挙活動をしたり。

とにかくいろんな人が出てきて、いろんな方向から情報がわんさか流れてくる。整理するのは大変だけど、どこがどうつながるかがわくわくする。が、ちょっとその引っぱってる時間が長かったかなあ。この人たちはどこで関わるの?っていうのがかなり後半にならないとみえてこなかったので、ちょっとうずうず気分を保ちきれなかった気がします。

お母さん役の根岸絵美さんがすごくよかったです。上品なマダムが夫を責めてるかと思ったのに、気が付けばヒステリーおばさん。一見普通に見せながら、その実人の話は聞いてなく話が通じない。会話してるのにどこもかみ合わない、けど、そのことすら意に介さない。くるくる変わる表情とまわりの人の振り回されっぷりが痛快。

終盤のダンスはやっぱり気持ちいいな。かっこいい。これだけ人数がいるのもこれのため?ってくらいに思えちゃう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月17日夜 APOLLO BOYZ「バカのままで」

何年ぶりかに音楽のライブに行ってみました。一昨年の東京ハートブレイカーズの作品の中で結成されたバンドがその後も活動を続けていて。40越えのおじさんたちのとっても前向きな曲がかっこいい。メンバーの草野徹さんが山田まりやさんと結婚された、ということで客席にまりやさんいました。

メンバー全員が曲も作っているんですが、メロディも詞もとっても素直なんです。ちょっと恥ずかしくなるような青春チックな雰囲気。ずばっと直球で投げてくるのを、恥ずかしさを越えてこっちも素直に受けとめたくなる。

ある程度いろいろな経験を重ねてきた余裕のある穏やかな感じが、居心地よい。あんなカラフルなアイドルみたいな衣装、若かったら着ないcoldsweats01そういう、こんなのもありだよねって自分たちで楽しんじゃってるのがいいんだろうな。

久々に音楽ライブに行って、音楽って本能だなってつくづく。自然に体が動いて。流れに身を任せるだけの原始的な快楽。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月17日昼 パパ・タラフマラ「新・シンデレラ」

最近の私の関心、既にあるお話をどれだけ意外な形で観せてくれるか。パパ・タラフマラ、期待に応えてくれるかなあ。

開演前の誘導の手際にいらいら。早く来なくちゃ入れない場合も、なんて言われたから開場時に行ったのに、延々40分、寒いロビーで待たされちゃって、かなり興醒め。

まぁ気を取り直して桟敷席で拝見。予想どおり、シンデレラのお話をとてもかわいらしく、エキゾチックな雰囲気ももたせながら美しく観せてくれました。

なんといっても人間の身体のすばらしさががんがん響いてきます。ラインの力強さ、繊細さ、しなやかさ、すべてが圧巻。間近に迫る肉体にドキドキしました。

おとぎ話的な演劇はいつも違和感というかこそばゆさを感じてしまうのだけれど、こんなふうに世界ががっつり構築されると、子供みたいにわくわくしちゃうものなんだなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月16日夜 AGAPE store「からっぽの湖」

うっかり逃しそうになったけど、やっぱりね、G2は押さえたくって。

ちょっと前にノッシーで有名になったけど今は昔、寂れてしまった野間口湖。久しぶりに雑誌の取材を受けて、過去の栄光を思い出した地元の人々。ノッシー研究家や鳥人間まで集まってきたけど。7人が抱えた思惑。

登場人物の過去のエピソードをミステリアスに浮かび上がらせます。けど。謎が謎として成立しないまま尻すぼんだ。。。キャラの設定を奇抜にしすぎて人物としての深みにつながらなかった、というのか。気になる部分とかは結構あったんですけど、あれ、それでこの人は終わり?っていうあっけなく食い足りない感じが残りました。

取り上げるちょっとしたアイテムとかはおもしろいんだけど、伸びがないんだよな。肝試しにいったと思ったら、それが中途半端なまま次に進んじゃったり。こっくりさんの結果も。どれをとっても結局何だったのかなっていう。

いい役者さんが揃っているのに、押さえ込み過ぎて生かされないまま。余裕を持って膨らませる幅がたるみっぱなし。絶対もっともっとおもしろくできただろうに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月16日昼 親族代表「(発電所)」

親族代表、初めてです。ここんところすごく活躍されてますよね。SPやらCMやらジェットラグやら。渋い顔した男3人がどう笑わせてくれるんでしょう?脚本もすごいですもんね。

一つめ。SUGAR BOYの川尻恵太さんの「ゴリラ」。動物園から逃げ出したゴリラを心配する飼育員たち。が、その呼び名を巡って。。。こういうのってありますよねえ。っていうか本人に向かってそれを言っちゃうのも、生真面目キャラの野間口さんならアリかも、って思わせるおかしさ。対する上司役の竹井さんも、こんな上司だったらかなり好き。

二つめ。ブルースカイさんの「日本代表の男」電車に轢かれそうな女子高生を救ったオリンピック代表の男。片足をなくして代表は逃すことになったけど。美談かと思ったらそんなひどい話って…ってあきれてたら、そういうオチ。。。おもしろいんだけどなんかえーって感じ。

三つめ。岩井秀人さんの「コンビニ(または謝罪について)」とっても岩井さんらしいって途中から。ほんとにいやな人を描いたら並ぶものなしですね。こういう店員、いる!普段ものすごくいらいらしてます、こういう人に。だから文句を言う側にかなり感情移入。それを野間口さんが演じるから、やわらかさが加わって単なるいやな人スケッチじゃなく笑いを生むんだろうな。やり方によっちゃすごくダークになりそうだもの。岩井さんの演出でも観てみたいな。もしくは俳優さんを入れ替えたバージョンとか。

四つめ。ケラさんの「ラブ・トライアングル」やりとりはべただけど、状況が緊迫してるっていうのが妙な緊張感で。女を巡る男2人。敵対する男に対し、しれっと受け流す女を演じる植木夏十さんが魅力的。そりゃ惚れる。取り合いたくもなる。なのにどこからか男同士も心が通じはじめ、キレイな二等辺三角形がいびつになってきちゃっていて。。。そのそうじゃないんだってば!っていうもどかしさもいただき。

五つめ。演出もしている福原さん作で「虫けらでした」おとなしめだけど、福原さんぽさが見え隠れしてて。いじめられっこ同志の情けない連帯感、お互いへの羨望、そういうのが微妙でいい。体入れ替わっちゃったのに、変に前向きな終わり方が、じめっとしたいじめのなかでの一服の清涼剤。

この弱々しい感じの笑いがいいです。軽くむせて止まらなくなっちゃった咳みたいに、激しくはないけどグスグスとずっと笑ってました。呆れたりもしながら。なかなか気になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月15日夜 afro13「ライカンスロープ」

久しぶりに赤坂Vへ。チラシのかっこよさと九州での評判のよさにつられ。

狼と人間の争い。狼に噛まれると人間は獣化するため、狼は駆除しなければならない。両親や夫を狼に殺され仇討ちを目指す者などで構成される狼討伐軍。狼一族は走ると風になれる能力を持っているが、どう努力してもできないものも。風になれない狼が人間と触れ合うとき…。

衣裳や美術、役者さんの立ち回りなど、作品のクオリティがかなり高いのは感じます。この世界観にあわせて統一感もあり。ただ、好みではなくって。話も感動的なんだろうけど私には入り込めない世界でした。。。ごめんなさい。大袈裟でこれ見よがしな演技、苦手なんです。

シアターV赤坂とか、サンモールとか、客席に段差がない舞台ってほんと前の人の頭が邪魔で。狼だから四つんばいの芝居とか多くて、見えない部分がかなりあったのが悔しい。

全体の雰囲気としては規模が小さくなった新感線って感じもありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月15日昼 毛皮族「遺骨のトットさん、ドブに落ちる」

町田マリーさんや澤田育子さんの不在はちょっと淋しいけど。下品にはじけてほしいな。

お話、だいぶ忘れちゃった。ある会社の経理と総務のOL達は対立していた。食堂でけんかしたり、上司との不倫でもめたり。上司の奥さん達まで巻き込んで。さらに地域でボランティアしている奥さん達まで絡まり…。

細かいディテールはおいといて、とにかくバカ騒ぎ、大騒ぎ、爽快!脱いで踊って下ネタトーク。このパワーと破壊力こそが毛皮族。

はじけ加減が駅前ぴったりサイズ。いっぱいいっぱいに使い切ってる。せりふなんかは多少粗さ、雑さはあるけど、楽しければそれでよし。

OLの頭を演じる高野ゆらこさんがいい。小さくてかわいいのに一生懸命高慢に見せ啖呵きるかっこよさにきゅんとなっちゃいました。

終演後のキャッシュバックイベントも、めちゃくちゃだったけど楽しかった。バックには当たらなかったけど、すっきり元気になれました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月12日夜 青山円劇カウンシル♯1~RISE~「ウラノス」

イキウメの前川知大さんとグリング青木豪さんが組んだら。ありえないSFが人間味あふれる味わいで、って感じ?興味津々。

とある村の一軒家。裏庭には大きな石が置かれていたはずが、久しぶりに姉が帰郷するとなくなっており、ぽっかりと穴が。地質調査と偽った業者が買い取ろうとしているその土地には何があるのか。また、最近その辺りを徘徊する中年はいったいどこから現れたのか。土地を売ってしまったことで明らかになっていくその謎は。

うっわー、いい感じの前川ワールド。ブラックホールと環境問題、村の古い伝承といったモチーフが。借金のために土地を売ろうとする姉、彼女を助けようと躍起になって謎を解こうとする男、解かれちゃ困るとシラをきる業者達、とばっちりを受ける婦人警官、徘徊中年、人には見えない何かを見てしまう少年。男と業者のやりとり、まじめに食らいつく男に対して薄っぺらくおざなりに返そうとする業者、それをじっとみているこのいやな気持ち。これがいいんですわあ。

でもなんか違和感も。クールでひんやりした世界を楽しみたいのに、なんかところどころ熱い。これは役者さんのフィールドの差なのかなあ。演出なのかなあ。酒井美紀さんのちょっとおばちゃん的な雰囲気と変に前向きな姿勢、今井朋彦さんの気障が鼻につくようなやや大げさな演技。こういうキャラがこの芝居の真ん中にいるっていうのがなんか違う。はじっこならまだしも。

土屋裕一さんのいやらしい感じや津村知与支さんの不思議ちゃん的な様子はいいんですが。中野英樹さんの役くらいまっすぐな人物でも途中で死んじゃうならちょうどいい温度感。

ぞっとするシュールな世界観を観たいからやっぱり前川さんの作品はご本人が演出したほうがおもしろいのかな。人間らしい温かさを見るならこれでよしなんだろうけど。シュールで飛ぶなら無機質な人間が見たい。ま、これはこれで十分おもしろいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月11日夜 WHATCOLOR第10回公演「おとことおんな、時々、動物」

聞いたことない劇団でしたが、脚本の豪華さにひかれて。役者さんは知らない人ばかりだけど。

4話からなるオムニバス。1話ブラジリィー・アン・山田さんの「犬かきで溺レ」。スーパーの店長の話。2話楢原拓さんの「新宿の鹿」。喫茶店での光景。カップル、ゲイの友達、車でひき逃げをしてしまった3人組。それぞれの話がある一点で結び付いて。3話葛木英さんの「牛」。水商売で働く風の女の子と、彼女に惚れる店員の男。と見せながら、二人の正体は…。4話再びブラジリィー・アン・山田さんの「冬に眠り、春に別れ」。 親友同志だった男2人と片方の妻となった女の話。

睡眠不足で行っちゃったのも悪いんだけど、だいぶうとうと。

まぁそれを差し引きしてもなんとももったいない作品。作レベルに役者さんがまったく追いついていないというのか。お話自体にしたら結構悪くない短編だろうに、演劇作品としてはおもしろいと思えない。暑苦しいばかりで。

葛木さんの3話は先が読めたけどおもしろかったです。真瀬京子さんのかわいらしさにやられて、かな。展開はわかりやすいけど役者さんとのバランスがとれていたというか。

私にとっては4話がひどくダメでした。話は嫌いじゃないのに悪い男役の古泊さんの自分に酔っちゃってる感じが我慢できませんでした。役者が盛り上がれば盛り上がるほど、こっちは落ちていくっていう悪循環。申し訳なくなるほど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月10日夜 NHKシアターコレクション 五反田団「さようなら僕の小さな名声」

岸田戯曲賞をとってすぐにこれとは。偶然とはいえすごい。五反田団とNHKという組み合わせにはなんともいえないミスマッチ感を感じるけれども。

まぁなんといっても広く整然とした会場。天井も高くて。さすがに前田さん手書きのチラシや当日パンフも許されなかったんだろうな。ちょっとさびしい。

舞台は床に近い位置での演技をみせるために斜面を利用。これはこれでおもしろいけど、役者さんはしんどいだろうなあ。

ぐうたら芝居を作っていた前田に降ってきた突然の岸田戯曲賞。しかも二つも。NHKのトーク番組に取り上げられたり脚光を浴びるが、どこかメディアに消費されているような…。二つも賞を独占することを指摘され、つい一つを貧しい国に寄付すると言ってしまう。劇団員とその国を訪れた前田を迎えた家族たちは。。。

ありそうな世界なんだけど、登場人物の一言一言が尖っていて、それに対してきちんとリアクションしていくから、気付かないうちに向かう方向がどんどんずれていってる。その感じがとてもいい。ふと我に返ったときのあれれ?って感じが楽しいです。

作品自体はとてもいいのに、TV用ためか大きい劇場のせいか、マイクで音を拾って流していたのがすごく耳障りでがっかり。さすがに青山劇場とかじゃないんだから肉声で十分届くのでは?だぶって聞こえて不快でした。

ま、TV向けにはうまいことなってるんでしょうから放映は楽しみ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月10日昼 キラリ☆ふじみで創る芝居「大恋愛」 ③

あぁ、2回でやめるはずが、衝動にかられて。今日は別のを観るはずだったのに。さんざん逡巡して(って大げさな。。。)結局逃したくないと。今この瞬間ここでだけってのが演劇の醍醐味だけど、この公演は特にその度合いが強い気がします。企画にしても、場所にしても、戯曲にしても、集まった面々にしても。それが私の今のツボにぴったんこだったんですね。

でも時間がとれるのはこれっきり。そう思っただけで寂しくなるな。

席のくじはジュリエットだったけど、勝手にロミオ側に決めてました。(スタッフさま、ごめんなさい)2幕で女優さんの表情が見たいから。あと、舞台上をよくみたかったから後方から見渡すことにしました。

なんか幸せです。そこにいるだけで。細かいことがどうこうじゃないや。

とは言っても今日のお気に入り場面は。後方に座ったおかげで、2幕のバルコニーのジュリエットを見上げるロミオたちが真後ろにきてました。愛の言葉がすごく近くてどきどき。

3幕がやっぱり好きです。尾崎豊の台詞でもうだめ。今日は静かなこだまのシーンが、全体がよく見えたからすごくよく思えました。全員が立ち尽くしてたり、もそもそと座ったり立ったりが美しい。その中に響くこだまがまた美しい。さらに一人拳を握り締めて力強く叫ぶ松田弘子さんのジュリエットが雄々しくかわいらしく美しい。

スピードの曲で踊る姿は何度見ても笑えて泣けました。ただ台詞を喋るだけで汗をかいてる役者さんはどこの舞台でも見かけるけど、体を動かしてどんどん汗をかいてく様子が見られるのが最高。そして途中で休む人がいたり。曲が終わったらみんな息を切らしている。たぶんものすごく苦しいんだろうけど。でもジュリエットが死んだと思った場面だからこうやって生を感じることができるってのがいい。

そしてさらに、アンコールがかかってもまだみんな倒れてる中、立ち上がり笑い出す堀井秀子さん。最高!滑稽で、たくましくて。一緒に笑い、踊りたくなる衝動を抑えるのが大変なくらい。その笑いが伝播してさらに激しく踊る女たち。

微妙に気になったのが、1幕のポットパンこと夏目さん。ヅラねたが昨日は1回に減ってたのに、今日は元に戻って増えてました。毎度笑えるけど。なんで昨日は?

2時間を越える舞台がこんなにもあっという間にすぎていく不思議。何回観ても絶対満足。このすばらしさが、言葉にするとこんなにもありきたりでつまらないものになっちゃうことに愕然とします。自分はこの感動、この瞬間を忘れずにいられるのか、そう考えると切ない。

帰りのバスの中で、「これってDVDにしてもおもしろくないよねえ。」「たとえ両側それぞれのバージョンがあってもダメだね」って会話が聞こえました。そうそう!そこなんだよね、問題は。尾崎豊は生きてないし、スピードだってもう若くはないけど、あの形では十分生き返ってる。でもお芝居って言うやつはねえ。パフォーマンスの息遣いって。

今日は三条会の方々がいらっしゃってました。普通にいるだけなのに圧倒される感。数人なのに大挙して押し寄せてる感。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2月9日夜 キラリ☆ふじみで創る芝居「大恋愛」 ②

都内ではまだ降りだしてなかった雪が、電車を降りたら積もってる。やっぱり遠いんだな。それでも行くけど。

はあぁぁぁ。ため息が出るくらいおもしろいんです。なんでこんなにロミジュリにとりつかれるのか自分でもわからないんだけど。改めてお話自体おもしろい。そしてこんなロミジュリ観たことがないって言うような演出。

こんな忙しい日程でいつ稽古できるのかわからないけど、少しずつ昨日とは変わってました。これだから生の舞台は何度でも観たくなるんですよね。その日起こる必然、偶然。

1幕。やっぱり夏目慎也さんおいしい。禿げネタ。プロンプター役の中島愛子さんが勢いあまって舞台から落ちちゃって心配したけど、大丈夫そうでしたね。それにしてもロミオに出会えた時の表情かわいいな。ロザライン役の佐藤雪江さんの切ない感じもよかったです。呪文、知りたい。

2幕。今日はジュリエット側からだったので、男子の表情がよく見えました。女の子に比べてちょっと間抜け。恋をすると男の子は弱くなっちゃうんですね。でもやっぱりラブラブって素敵なこと。恥ずかしくなるくらい、人目もはばからず。今日はちょっとそれぞれのカップルの姿が分散した印象を受けたけど。でもこうやって愛に満たされていたい。

3幕。幕や場のアナウンスが入ってましたね。昨日はなかったような。なんで入ったのかな。なんかのシェイクスピアの解説で読んだけど、この幕割りはシェイクスピア自身が決めたものじゃなく、後の時代の人が便宜上決めたものだって。だから舞台のつながりとしては不自然な場合もあるらしい。なのにあえて宣言するからには何かしら意味があるんだろうなあ。やっぱりここは言葉の力と俳優の体に、前のめりになる。女優たちだけの場面、大好きです。人間、極限まで来るとすべてが笑いになる。観ているこっちも切なくて切なくて、しかめっ面なのに、力強く踊り倒れる滑稽さについつい笑っちゃう。これはたまりません。さらにエンディングの場面、私はなんだか心がトリップしてしまい、茫然。終わった後、現実に戻るのにしばらくかかりました。動きばかりがまぶたに残り、言葉についていけなくなっちゃった。もちろんいい意味です。心地よい。

アフタートークを聞いていて、また3人の演出家で作るってことを考えました。全体の物語じゃなく、部分を切り取ったからここまで極端にできたっていうようなことをおっしゃっていたように思いますが、確かに。後半の大量死を考えたらやっぱりそれを匂わせるような演出が出てきちゃうだろうし、幸せも中途半端に見えてしまいそう。ロミオとジュリエットの出会いの喜び、愛を交わし結婚するまでの絶頂、それが独立していたからここまで全力に感じたのかなあ、なんて。シャッフルバージョンの話しもしてたけど、それも観てみたいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月9日昼 コマツ企画「方舟」

コマツ企画はお話の雰囲気も役者さん達もかなりお気に入り。かなり競争率の高い週末だったけど、見逃せない。

事故で記憶をなくした川島潤哉さん演じる男。家に帰ってくると仲間達が大勢いたがなんか妙な空気。結婚届を取り出されたり、肉体関係を迫られたり、押し入れから出てくる人がいたり。自分の過去にどんどん不安になり…。さらに全員が集まったところで始まったことは。

相手に親身になっているように見せかけて、実のところ自分は自分は、ってなってる登場人物たち。このさじ加減が好きなんです。今回は特に浦井大輔さんと上村公臣代さんが経験談を新入りの女の子役の寺西麻利子さんにしている場面がいい。相手の話を聞いて共感しているように見せて、自分の話に持っていくタイミングを見計らってる。その相づちや表情につい苦笑coldsweats01

なんといっても川島さんの状況把握するまでのキョドりっぷりは最高。本当にそんなキモい人に見えてしょうがない。

ただ後半全体的にちょっと薄まっていった感じはありました。普通にそれぞれ自分の事情を吐露しただけ。もっとうっとうしい人間をひねって見せてほしかったな。本井博之さんの変人ぶりが不足。

ラストも、弱さの表れとしてはあれでいいんだろうけど、なんだか平凡に見えちゃいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月8日夜 キラリふじみで創る芝居「大恋愛」

楽しみで仕方なかったこれ。ロミジュリ読んでみたらこれが意外におもしろいし。単純な話なのに、人の想いや営みは普遍だって素直に思える。

1〜3幕を、同じ俳優、違う演出家で。地域の公共ホールでなんて斬新な企画。

最初に言っちゃうと、ただただすばらしい!なんだろう?おいしいところがてんこもり過ぎ。なんと言っても美しい。舞台装置や照明や衣裳などビジュアル的にも、言葉の響きも、人間のたたずまいも、情緒も。目の前で起きることに、揺さ振られて、固唾を飲んで見守って、気付けば涙、そして笑い。こぉんな衝撃を富士見市独占なんて。全国から大挙すべし。

1幕は菅尾友さん演出でロミオとジュリエットの出会いまで。わりと戯曲に忠実。ただし、ロミオもジュリエットも登場はせず、って、それで成り立っちゃうんだからすごい。解説役やプロンプターを駆使して。2、3幕のインパクトに比べると序章的な印象にとどまるけど、舞踏会シーンの動きとかかわいらしくて。

富永まいさん演出の2幕。これが私にとっては穴場。正直そんなに期待してなかったから、突き落とされた落差にめまいが…。超有名なバルコニーのシーンから結婚までなんだけど、ある意味かなりストレートな愛情表現オンパレード。だってそれだけで40分なんだから。まず幼い愛の切なさに涙。呼んでも呼んでも相手は見つからない。寂しく二人は倒れ。その後冷めた大人達がちびっ子に触れられることで愛に目覚め。恋した時って人はこんなに素敵な表情になるんだな。会えない苦しさ、別れなきゃならない辛さも含めて、恋してる顔って素敵。ただ名前を呼ぶだけで、なんでこんなに気持ちが伝わるんだろう?私の側からはジュリエットたちの表情がメインだったけど、松田弘子さんの安らいだ笑顔、石橋亜希子さんのセクシーに眉根を寄せた顔など、あぁ、思い出しても惚けちゃうな。触れたくても触れられない状況から、お互い手の届いた時の歓喜もすばらしい。人間として、なんか感動。愛するっていいな。

と、わけのわからない涙をさんざん流した挙げ句の3幕。多田淳之介さんの演出で。あぁ不幸の影がちらついてきた。多田さんだからどう観せてくれるんだろ?という期待をさらに上回る表現。だるまさんがころんだをモチーフに力強い台詞とキレのある動き。ばたばた人が死んでいく悲哀とそれでもめげない強さが、尾崎やスピードの歌詞にぴったり合いすぎて気持ち悪いくらい(笑)。静と動の対比が鮮やかで。言葉の持つ力とその無力さが、同時に表されている感じがありました。

全体として、演出が3人いるとは思えないくらいとてつもなくバランスがいい。アフタートークで3人もおっしゃってましたが、舞台の赤に対する衣裳の色、舞台の縦横周囲の使い方など。

遠いけど一見の価値はあり。リピートの価値も。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月8日昼 小指値「霊感少女ヒドミ」

去年の王子で最優秀だった小指値。あの自由なパフォーマンスが原作ありで作品創ったら。しかもハイバイ岩井作品。うーん。

平日の昼にもかかわらずすごい人。アゴラの使い方もおもしろい。舞台は真っ白の壁と蛍光灯のオブジェ。

年末、ドンキでのナンパで出会ったヒドミとヨシヒロ。なんとなーく付き合いはじめるが次第に関係は傾いていき。一方ヒドミは自宅近くのコンビニに住む幽霊、サブロウに想いを寄せられている。振られそうになるヒドミをサブロウ慰めるが。

5人の女優によるヒドミ。ドッペルゲンガーをモチーフにしているということだけど、この入れ替わりようや同時出現の仕方がひどくおもしろい。複数人が一役っていうのはあると思うけど、こういう使い方?!って目からウロコ。これ考え付くって天才的だな。ころころ入れ替わってもなんの無理もなく、こっちが考えたり悩んだりすることなく自然に。そしておかしく。おっもしろい。

特に好きだったのは、キスシーン。こんなラブシーンあり?かわいいやらおかしいやら。パンを食べる場面もよかったな。駄洒落までとびだしてびっくりしたけど。

ヨシヒロ役の山崎皓司さんの体の使い方がすごい。すごいことをやっているのに、それを見ているその場面ではそれが自然に思えるのがまたすごい。口からあんなもの出したり、するすると上に登って行ったり。

幽霊が見えるとか、5人いるとかっていう特殊な設定がありながらも、そればかりを前面に押し出しているのではなく、女の子の普通に恋する気持ちや振られる悲しさ、好きでもない男に追いかけられるうっとうしさをきっちり見せるところが、憎たらしいくらい。これが押さえられているから回りの小ネタがどんなに降って来ても、受け取り、流して楽しめる気がします。

アフタートーク。子供の遊びのマイルールって言う発想がおもしろかったです。確かに同じゲームでも地域差があるっていうのは、子供は自分たちでおもしろいように自分たちのルールを作り出してるってこと。そっかあ、そうやってうそっこの世界を子供は楽しんでるんだぁ。演劇もそれがあって、作り手と受け手でそのルールが共有できた時、もしくは両者が食い違っても受ける側が新たに自分が楽しむためのルールを作り出すことができた時、すっごく楽しく感じられるんだろうな。うん、なるほど。そのマイルールを小指値は全力で、しかも演出だけじゃなく全員で考えて、いちばん楽しめるルールを見つけて観る側にぶつけてきてるのか。だからおもしろいんだな。

終演後、ハイバイバージョンの映像も拝見しましたが、ずいぶんと違って驚きました。リミックスとしただけのことはありますね。視点も設定も登場人物も、一つの原作からここまで違うものができるのかって。。。私は小指値バージョンが好きです。生で観たってことと女の子目線な感じと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月3日夜 飛ぶ劇場「あーさんと動物の話」

Corichなどでの北九州公演の評判が気になっていたので。

学生の頃から10年以上も同じアパートに暮らし続ける男。定職にもつかず、引きこもっている。訪ねてくるのは大家と親戚連中ばかりだったが、その親戚達も…。

私にとっては気持ちの悪いファンタジー。しっかり骨組みは組まれていて、さすが長く続けてきただけの奥行は感じさせられるけど、作風が私にはちょっと。。。ごめんなさいでした。

だっておじいちゃんの見舞いに出掛けた家族が事故で亡くなって、天涯孤独になったからって、犬猫をその幻影に見立てて暮らし続けるって。しゃんとしなさい!ってひっぱたきたくなっちゃう。エンディングの妙な明るさにもげんなり。

でも舞台装置はすごかったです。アゴラであんな大掛りに。最後の展開もセットだけは感心。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月3日昼 クロカミショウネン18 「NINPU妊×××婦SANJŌ」

前回の緻密などんでん返しが楽しかったから今回も。そういう計算ずくな流れの作り方はかなり好みなんです。駅前の近さも楽しみな。

保育園で出し物をする人形劇団。っていっても中途半端で保育園からクレームが来ちゃうような出し物。そもそも出し物のテーマも、桃太郎のはずが勝手に三匹の子豚の練習をしてたりするようないいかげんさ。メンバーが揃ってなかったり、なんて当然。劇団代表のフィアンセが現れたり、そのカップルそれぞれの浮気相手から電話があったり。誰かが交通事故にあったり、人の携帯を間違えて持っちゃったり。人を取り違え、思い込み、どんどん絡み合う人間関係が生んだ大団円。

この絡み合い方が楽しくって。昔見て大好きだった三谷幸喜さんの「君となら」をちょっと彷彿とさせました。そういうほんのちょっとした勘違い、思い違いが、ずるずるとお話を違う方向へ引きずっていくハラハラとそうじゃないよおって教えたくなるもどかしさ。その辺がバランス取れててむずむずしちゃう。

セットにたくさんのドアを並べて、それの開け閉めでの空間の変化とか、うまい。同時進行の勘違いをきれいに並べて提示してくれます。こういう巧みさが好き。

本当になんというか計算高く組み立てられた作品に脱帽。ま、多少の粗さや大げさすぎる演技はあるけど、そして、エンディングはちょっと予想できちゃう感じだったけど。でも次も観たくなる作品になってます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月2日夜 tsumazuki no ishi 「Sheep fucker's exit」

前回から気になっていたこのユニット。猫田直さんが降板されたのは残念だけど。

ここしばらくスズナリがおいしいなあ、わたし的に。いつも当たりなわけじゃないけど、気になる公演が続いてる。

新興宗教的な、自己啓発セミナー。やくざ的な裏社会の空気も持ちながら。経営側はかなりやばい世界に住む方々。会員たちはそんなセミナーに多少の疑念を持ちながらも抜けるだけの気力や強さをもてずにだらだらと。でも唯々諾々と従っているわけじゃなくちょっとした反抗心は持っていたりして。

なんだか暗いんだか明るいんだかわからない。もちろん全体としてはダークな世界を描いているんだと思うんだけど、ダンスシーンがあったり、無関係なタクシーの運転手がいたり。緊張と弛緩が、あれっという間に入れ替わるんですよね。その意外性になじむでなく、違和感に感じ続けたのが、2時間半を長く感じさせる結果になったのかな、なんて。

照明自体の暗さも手伝って、眠くなり、ストーリーがわからなくなって、さらに眠気がっていう悪循環に陥っちゃいました。おもしろいなって思った部分もあったのに。伊達暁さんが踊ってるとことか。眠いせいで細部が追えなくなったのがもったいなかったなあ。

電話ボックスの女の謎すらよく理解できないまま終わっちゃった。ダメだな、私。

クロムモリブデンの板倉チヒロくんが観に来てました。終演後それに気づいてテンションUP。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月2日昼 経済とH第4回公演「ベゴニアと鈴らん」

2回目くらいから経済とH、気になってました。いつも豪華なメンバーが集まってて。でも観るのは初めて。佐藤治彦さんが演劇ってどんなんだろ。

今回もこれでもか、ってくらい素敵な役者さんが揃ってて。酒巻誉洋さん、人見英伸さん、今林久弥さん、羽柴真希さんなどなど。楽しそうだな。チラシがかわいいし。

結婚前の30代女性。いわゆる「負け犬」2人。バレンタインの夜、結局行き先を失ったチョコを道端で拾った男の子にあげてしまう。片方が男の子に熱をあげ付き合い始めるが、さすがに歌舞伎町で拾った子、いろいろ裏があって。。。

お話自体がものすごーくありきたり。これでもかというくらい典型的なつまらない人物像。年下にやられる30女、ルームシェアする友達、そこに言い寄る大家さん、会社の仲間たち、年下男を脅す取り立て屋、さらに裏にいるやくざ。うんざりなくらい。特に結婚しない、できない女を主人公に据えながらここまで薄っぺらい造形にしちゃうセンス。バカにしてるとしか思えない。

もちろん、役者さんはそれぞれの魅力でしっかり立ってます。今林さんのイケてないおっさん、人見さんのエロださ上司、めっけもんだったのは石上慧くん。年下男のかわいさが炸裂!これはメロメロになっちゃうわ。しょうがない。役柄上、元ホストだっていうのもめちゃめちゃうなずけてしまう。。。他の役ができるのか心配になるくらいです。おばちゃん目線だなあ。「きみはペット」に共感する女だな。

ま、それだけです。怒ることすらできず、苦笑のまま終わりました。

あと、制作側にもちょっと。特別席と自由席があったけど、こういう表現だったら普通特別席がせいぜい10席くらいと思いませんか?私は思いました。自由席にしたら、桟敷と最後列と両端だけ。8割がた特別席。全然特別じゃないじゃん!だったら最初からそうアナウンスして欲しい。値段の差も大きかったからなあ。さらに私の嫌いな、開演直前に奥につめてください、のお願い。早くから来て座っているのは真ん中で観たいからなんだから。自分がお願いされたわけじゃないのに腹を立ててしまった。。。言われた方も文句言って断ってましたけどね。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2月1日夜 東京ネジ第9回公演「ナルシグナル」

女の子ばかりの楽しそうな公演。ほんわかとしながらも女の怖さも出てきそうで。

女友達のおうちでの飲み会。学生時代の友達に混ざってそれぞれの会社の仲間や地元の友達、合コン仲間など種々様々な女が集まります。ちょっとしたいざこざやぎすぎすした関係があったり、初対面のぎこちなさがあったり。男関係のもめごとがおこったりするが最終的にはわかりあえるんだよね、みたいな。

この雰囲気はすごく好き。女の子同士って親しい同志が集まるともっと排他的だとは思うのでこんなふうに別のコミュニティから知り合い同志で集まって、っていうのはなかなかない設定だとは思うけど。。。でもそれぞれの子のキャラが典型的ではあるけどかぶることなくきちんと個性をとらえて描かれているのが、みんな脇役じゃなくちゃんとスポット浴びてる感じがして好感が持てました。

佐々木なふみさんのえぐい田舎ヤンキーとかいいですわ。このルックスと声が、下品さと紙一重のところでとどまってる気がします。まぁ好みの問題ですけどね。

ただ、主人公の女の子くらいはせめてもっと深く掘り下げて欲しかったかな。彼氏役が中川智明さんの回を選びましたけど、これはものすごーく素敵。農家とか似合わないのに、でれでれしない朴訥な感じがね。せっかく彼氏がいい雰囲気を醸し出してるのに、そこに至るまでとかその時とかの主人公の心の動きはその他の登場人物の深さと変わらない。そのせいで全体が薄っぺらく感じちゃったかな。

女の子でがやがや楽しくやるならそれはそれでにぎやかに、心理を見せるならもう少し細かさがほしいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »