3月23日夜 黒色綺譚カナリア派 「葦ノ籠~アシノカゴ~」
詰め込めたから詰め込んでみたけど、さすがに2時間ものを3本立て続けはつらいな。欲張りすぎだよなぁ、どう考えても。体調よかったから結構楽しめたけど。3本だったら1本は箸休め的なのにしたほうがいいな。
なぁんて言ってそれはそれで教訓として覚えてても、同じパターンで組めればまた同じように3本はしごしちゃいそう。そうしてでも観たい作品なら。これ、赤澤ムックさんは見逃したくない。このアングラ風の空気好き。
円形劇場と思えない大衆的というか昭和的というかレトロな雰囲気の舞台。被差別部落のお婆たちがたくさん暮らす河原。そこに紛れ込んだ妻子を失って正気を保てない男。男は河原で暮らす人々を妻子と思い込み、擬似家族を作って河原に通うようになるが。。。
舞台全体としてはとってもいい雰囲気なんだけど、どうも拡散している気が。お婆たちのもさもさ集まる様子もせっかく汚く貧しく、を作っているのに迫力に欠ける。意地汚さが弱い。
でも男に妻と間違えられ、愛を受ける男娼が、だんだん愛を受け入れ、男を想い始め、そして正気に戻った男に捨てられる様は涙を誘いました。
円形じゃないところでもう一回やればいいなあ。
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