3月2日夜 ピンズ・ログ第4回公演「火の鳥にキス」
一日中野にて。前回の公演、お話はほとんど覚えてないけど、舞台と熊埜御堂彩さんのなめくじキャラだけは浮かびます。
故郷で同級生が営んでいる温泉旅館に慰安にきた、漫画家2人組とアシスタントたち。かつては超売れっ子だった二人だが維持できず、今は打ち切りが続きコンビ解消も考えていたり。温泉宿の主人は昔片方に恋をしていたが振られて、今は地元の子と結婚していて。2泊3日の旅行中に起こった出来事を優しく描いてます。
なんとも優等生的な展開。どこかで観た感ありあり。始まる前からエンディングが予測できてしまうっていうわくわくのなさ。年に一度の公演にしながらこんなに新鮮味がないってちょっとなあ。取材して練って、っていう前に。今、ここでこんな面子を集めてわざわざ作った芝居が、どこにでもあるような作品じゃあ、せっかく観にきたこっちも張り合いがない。
ま、もちろんこれはこれでおもしろくないわけではないんだけど。きちんと作られてはいるから見ごたえはあると思います。ほっこり優しい気持ちになれる。多少役者さんのばらつきはあるものの、それぞれの抱える微妙な感情が繊細に伝わります。
まあ、語りの場面って言うのはどうなんでしょうかねえ。私はかなり引きました。ああいう手法はずるいと思ってしまうんですよね。説明的で手っ取り早いですもん。導いてくれるっていう意味では話から離れないようにする親切さでもあるんでしょうが。
役者さんで言ったら、漫画家の奔放な方を演じた高木珠里さんの一人勝ちでもありますね。いるだけでのすごい存在感。重く、軽く。彼女だけで緊張と弛緩が。漫画家の相方、二木奈緒さんの上品なしっかり者、旅館の主人の石塚義高さんの純朴な雰囲気、女ったらしの古賀裕之さんのうざいまでの軽さなんかはなかなか好き。
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