3月30日夜 G2produce「MIDSUMMER CAROL(再演)~ガマ王子とザリガニ魔人~」
初演の時はキャストのミーハー加減に引いて全く興味なくすごしちゃったけど、大好きな後藤ひろひと&G2作品。今回は逆にキャストの地味さに悩みに悩んだけど、2回分取ったチケットを1回に減らしたけど、観ました。
病院が舞台。大企業の会長が入院した。周りに心を開かない、意地悪爺さんで患者内でも嫌われ者。お金に惹かれた姪の看護師が自分の病院に連れてきたが、あまりの根性悪さに音を上げそう。しかしそこで爺さんは、毎日その日限りの記憶しかもてない少女と出会う。少女は誕生日の朝に家族を失ったショックでそんな状況になってしまったのだが、それに心を打たれた爺さんはだんだん、少女のために心を尽くすようになり、患者みんなで少女の好きな絵本をお芝居にすることになり。。。
大王の作品だからわかっていたことだけど、もう号泣。狙っているのもわかるし、ここっていうポイント設定も頭でわかっているんだけど、スイッチを押されたように涙涙。泣くために観てるともいえるくらいだな。どこかでこんなにワンマンで嫌われ者で何十年と生きてきた男がたった数日でそう簡単に変われるか、って反発もあるんだけど。それはお話だから仕方ない
ちょっとばかり自分の今の状況と重ねてしまう部分もあり、どこまでも泣いてしまう。すべての設定は自分に置き換えることができる時に響くんだろうけど。ダイレクトだったな。
お爺さんと少女を演じた吉田鋼太郎さんと志村玲那ちゃんもさることながら、やっぱり後藤作品には欠かせない楠見薫さんや山内圭哉さん。個性的な患者さんだよなぁ。春風亭昇太さんのはずし方もいいアクセント。
はぁぁぁ、もう一回観たかったなぁ。泣いて泣いて浄化されたい。映画かもされるって言うけどどうなのかな?宣伝みたら仮装しすぎててちょっと心配になっちゃった。
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