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3月7日昼 reset-N「黎明」

シックで落ち着いた雰囲気。ちょっぴり官能的でもあり。江國香織の小説のような、フランス映画のような。

別れの予感を抱えた夫婦。話し合いをしようと、夫の幼なじみの家で待ち合わせるが、夫はなかなか現れない。夫はあるパーティーで出会った女性を忘れられず、逢引きを重ねていた。妻は夫を待つ時間に耐えられず…。

男女の心の機微はぐさりと痛い。ちょっと素敵な世界に浸ると切なくて。ただ我に返るとおしゃれすぎて微妙に恥ずかしい。

好きな相手とすごせるかけがえのない時間。それを知ってしまったから会えない間は時間の流れが澱み、長く長く感じられる。この感覚がお芝居全体に反映されているような印象を受けました。妻が夫を待つ時間。夫が別の女とすごした時間。俳優が感じるはずの体感時間がそのまま伝わる。妙なシンクロ。

アフタートーク、聞きたかったな。予定が合わず残念。

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