4月14日夜 カナデコトビート旗揚げ公演「コブタが野バラで夢をみた」
早稲田界隈の新入生の華やぎにややたじろぎながら、そして道に迷いながら、どらま館へ。入り口のわりに中は意外にしっかりした劇場なんですね。
ぼろアパートで仲良くうどんをすする男女3人。大学のサークル仲間だったけど、もう卒業してばらばらになる。恋愛感情もあったけど実らないまま、これからも仲間で、なんて。だけど想いはひきずるもの、何年経っても…。遠くに行った女を思い、残された男たちは。
これはなかなかのめっけもん。空気の作り方が絶妙。仲いい間の気まずい感じと、初対面の気まずさがちゃんと伝わるのがすごい。相手への思いの濃淡がわかる気がしました。
雑な部分はとことん雑な感じはしたし、何より受け入れがたかったのはこっぱずかしい台詞。夢は努力でかなうもの、とか、なんか青春している説教くさい言葉が要所要所で登場。ま、学生だから、若いから、許せるけど、生の言葉としては胡散臭いし、抵抗感が。発してる役者さんたちはどうなのかな。
物語としてはありきたりだけど、作り方のセンスは結構気になる。今後また観てみたいな。
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