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4月17日夜 the company「BALM in GILEAD(バーム・イン・ギリヤド)」

外国人の作演出はなんか苦手意識があって、そんなに食指が動かないんだけど。これもスルーしようかと思ってたのに急に心がわり。瀬川亮くん見たさもあり。

ニューヨークのいかにもアブナイ人たちがたむろってそうなバー。集まる娼婦やシャブ中やごろつきたち。ドラッグ売買に手を出そうとしていた男が娼婦になりかけてた女と出会い、そして。

オープニングがすっごく楽しい。ああいうの、大好き。ぎりぎりにチケット取ったおかげで最前列だったから最高!すごいメイクで怖かったけど。

バーの喧騒の中での会話。ただざわめいているように見せながら会話もある程度聞き取らせ、ってかなり大変だろうな。すごいです。きょろきょろして全体の雰囲気を味わいながら軸になりそうな会話を聞き、伏線を落とすまいとかぶりついちゃった。

主役のお二人はやや薄かったし、後半の長台詞は長すぎて飽きたけど、外野の存在感が濃厚でわくわくする。同じような中身は特にない会話でも、すごく生き生きする。バーのマスターの玉置さんの渋さ、娼婦の中川杏奈さんのセクシーさ、町田マリーさんや水野顕子さんのあばずれっぷり、何よりチョウ・ソンハさんのダメさ。ダメなのに素敵にみえちゃうんだから。

個々でみてもトータルでみてもかっこいい。舞台や衣裳もすごいし。生で観といてよかった。

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