4月24日夜 パラドックス定数「HIDE AND SEEK」
ザムザ阿佐ヶ谷で、初日。前回の公演がものすごくよかっただけに期待は高まりまくり。
夢野久作と横溝正史と江戸川乱歩は知り合いだった。一緒に飲んだりミステリーについて語ったり。そのうちにそれぞれの作ったキャラクターとともに歩みだし、それに振り回されるようになって。。。
ちょこっとずつびっくりさせられながら、なんとなくファンタジーな世界。だってキャラクターとの二人三脚。自分の書いたキャラがいなきゃ何もできないし、キャラを連れ戻すためならなんだってする。その奮闘がいじらしかったり、切なかったり。
演出的にはやっぱりかなりおもしろい。演じる役が次々に変わっていくのがわかったりわからなかったり。こんがらがりながら自分の作ったキャラクターへの執着や逆目線でのエールだのが刺激的でした。
でも前作での鬼気迫る迫力を思い返しちゃうと、そっちに分があるんだよな。それは初日の硬さだったりするのかもしれないんだけど。でも脚本自体の硬質さをもっと求めていたところもあって、骨太であってほしかった作家同士の世界がキャラクターを交えたほんわかした雰囲気になったのが意外に思えてしまった。
でも息つく暇もなく一気に見通してしまったのも確かで、もう一回確認したい気もなってました。編集者がどうにも喪黒福造を彷彿とさせて仕方なかったそれが気になって気になって。
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